老齢のワンちゃんやネコちゃんのこころをちょっとのぞいてみましょう。


わたくし達人間は、歳を重ねるにつれてさまざまな経験を重ね学習し、「50代だから」「60代だから」

「70代だから」「80代だから」・・・

と年齢を自覚し歳相応の行動や考えを持って行動していると思います。


ワンちゃんやネコちゃんはどうでしょう??


「僕は10歳だから」「あたしはもう13歳になるわ」


なんて思っていません。


年齢と共に細胞や各機能は低下し、体力は落ち、筋力も落ちてきます。

からだを動かすことがおっくうになりじっとしていることが増えたり、体力・元気回復や

各細胞・機能のメンテナンスに時間がかかるため睡眠時間が圧倒的に増えたりします。


なので若かりし頃に比べて動かなくなったり「落ち着いた」と感じることも多いでしょう。


しかし、こころの中は変わっていないことが多いのです。

家族が大好き、ご家族に遊んでもらいたい、お散歩に行きたい、かけっこしたい、

ドライブをしたい、おもちゃで遊びたい・・・

こういった気持ちはあるものの、体がついていかなくなっていたりすぐに疲れたりと

してしまうのです。


老齢になり歩行が充分でなくなったり白内障が顕著になったり耳が遠くなったりした時に、

「あらー、うちの子はもうおじいちゃんね」としずかーな生活をすることをもしかしたら

望んでいないかもしれません。


「いままでのようにお散歩にいきたいな。」

「いままでのようにおもちゃで遊びたいな」

「いままでのように一緒におでかけがしたいな。」


と思っている場合があるのです。


もちろん体のことを考えてできることでかまいません。


老齢のワンちゃん・ネコちゃんは本当はもっと遊んでほしい、いままでのようにしたい、と

こころのなかで思っているかもしれません。

ぜひ、目前の彼らが人間の理屈を抜きにして何を思っているのかちょこっと考えてみましょうにひひ

そしてシニアライフに役立てていきましょうにひひ