老犬介護サービスで訪問させていただく多くのご家庭やご近所の老齢のワンちゃんの
飼い主様とお話をするとある共通点が見えてきます。
その中の1つは、視力について。
老化現象の1つに視力低下があげられます。
若かった頃に比べて見えている光景は異なってきているはず。
そういったワンちゃんの共通しているリアクションは、顔や頭部付近に手や物が
不意に来ると、ぱくっとお口が出たりビクッ
としたりします。
心当たりはありませんか?
老齢で視力が低下したワンちゃんの多数はそういったリアクションをします。
なぜ??
それは、視界も狭まり、光の明暗ぐらいでしか判断できなくなった眼に
思いもかけず物体の影が入ると、「何だ?!?」と反応するのです。
想像してください。
今見えている光景の輪郭がぼやけはっきりと見えず光の明暗がたよりの時、
いきなり黒い影が眼に入ってくるとびっくりしませんか?
聴覚または嗅覚も機能しているとはいえ、やはりその機能が衰えているとすると
物事を判断することが容易にできません。
そういったリアクションをしているワンちゃんの飼い主様は、パッと顔周囲を触るのでは
なく、ゆっくり鼻に手を近づけたり体から徐々に顔に向って触ったりと、ワンちゃんが
びっくりしないようにコミュニケーションをはかってくださいね![]()
![]()