ワンちゃん・ネコちゃん、その他大切な家族の健康を維持し、その子の授かった寿命を

全うするのに必要なこと、それは


「肥満防止」


です。


少しぽっちゃりちゃんは良しとしましょう。

ただし、本格的な「肥満」はいけません。


肥満による弊害

①各関節に負担がかかり、特に年を重ねるにつれて歩行困難になる

②糖尿病の原因になる可能性が非常に高くなる

③各機能に負担をかけ、疾病の原因になる

④手術を行わなければならない状況のとき、麻酔のリスクが高まる 

          これらはほんの一部に過ぎません。

     ・

     ・

     ・

いいことなんて何一つありません。


先日、シニア介護サポートで訪問しているご自宅にワンちゃんの様子を見に行きました。

そのワンちゃんは肥満で確実にからだに負担がかかっていたので、からだに無理のない範囲で

ダイエットをしていただきました。

過酷のものではなく、生活改善をしていただいただけです。


飼い主様の努力と環境改善の結果、見事きれいな適正体重になりました!!

そうしたところ、やはり各肢・関節への負担が減り、筋肉も復活していました。

歩行もきれいで腰のふらつきもほとんどありません。

改善したのは、


★「過度の食事の量ではなく適正な量を回数を多く分けて与える」  

★「ドライフードは可能なときはふやかしてかさを増し、満腹感を与える」

★「シニアなので過度な運動は避け、普段の生活で無理なくできること(おもちゃで遊ぶ・

 話しかける・自己流でもマッサージをしてスキンシップをとる)などをより心がけ楽しみを

 増やし、シニアによくある「食べたい」という欲求を少しでもそらす」

★「飼い主様が無理をしない・ストレスがたまらない程度で行う」


です。

飼い主様がストレスが溜まってしまうともともこうもありません。

ワンちゃんも飼い主様も無理なくが一番です。

        
明らかに適正体重を超えすぎた子達をよくみます。

各骨格や筋肉の状態から判断し、4.5kgぐらいが適正だと判断できるミニチュアダックスフンド。

実際は10kgを超えている例もあります。

5kgぐらいが適正な少しがっしりめのネコちゃん。10kg超えている姿を「おでぶちゃんでかわいい」

なんていっている場合ではありません。

人間のただの満足感だけです。命を縮めていることに気づいていますか?

明らかな危険な肥満は、きっと皆様も区別がつくはずです。


いいことは本当に何もありません。

人間だってそうですよね。


皆さんの大切な家族はどうですか?過度な肥満の子達はいませんか?

ちょっとしたことでもかまいません。

例えば、①ダイエットのために主食(ドライフード類)を減らすのではなくおやつを減らす

      ②ご飯の回数を1回増やし(1日の量は同じです)満足感を与えかつ、各細胞レベルの

       栄養吸収率を正常化させる(ワンちゃんは特に量ではなく回数で得したと思います。

       1日1回などの食事は、細胞が一生懸命栄養を吸収しようとするので回数を分けると

       その吸収は安定してきます)

     ③人間のパンや米類をおやつとして与えているようならば、与えないまたは

      量を減らす(ワンちゃんもネコちゃんも炭水化物はエネルギーとして使用するのに

      重要ではありません。なのでからだに溜めていくのです。エネルギー消費に必要なのは

      たんぱく質が最優先です。)

1つでもかまいません。ちょっとした改善をするだけで、愛する家族の寿命を縮めなくてすむのです。


少し肥満について見つめなおしてみましょう目



「意外と知らないニャンコのからだ」勉強会を開催します。詳しくはこちら。

5月の月間サービスは「テリアのお手入れデビュー!」です。詳しくはこちら。