春ですね。世間は。
りんご園の雪も音をたてて消えている。
平場の園地とは違い山手の園地も消雪と同時にこの冬の大雪の被害が見え始める。
この園地すべて、ほとんどのりんごの樹が雪の重みで折れて修復不可能。ここは廃園だろうね。
この先ほんと、どのようにしたらいいのか全くわからない。試練というならば過酷すぎる。
大型寒波が3度も襲来し過ぎ去った。予報を見ればこれからは春の陽気へ移るのではないか?2メートル弱の雪がこれから一気に消えると思うと、雪の消え方が枝折れの勝負となりそう。園地全面に融雪を促すために、てんろ石灰という資材を撒く。これが結構な重労働。20キロのズシッとした資材なのだ。雪の上をただ歩くのもシンドイのに20キロの資材が追加される。それでも、やらなければ雪の中の枝が折れてしまう。すでに折れてるもの、引きちぎられてしまったものも多数散見される。自然はコレでもか!というくらいに俺らを試しているような気がしてならない。人間の知恵と体力で何とかなるのかはわかりませんが、やることだけはやって春に向かいたいと思う。それにしてもツラい。
予報では今日からまた寒気が入り大雪になる予報。
北陸と東北と関東と信越に注意を促すように報道されてるが、東北の北東北なのか?南東北なのか?北陸でも特に新潟県なのか福井県なのか?あたかも東北すべてに50センチも降るような報道ややめてほしいなぁ。東北全域だとか、北東北だとか、南東北。はたまた日本海側。太平洋側。今のご時世もう少し詳しく情報がほしいなぁ。
おかげさまで令和5年産の通常のりんごは全て完売となりました。3月に雪の中から掘り起こす予定の雪室りんご、赤いほっぺはまだまだ注文を受け付けております。まずは、ありがとうございました。