接客業でお客様の会話は避けて通れぬ道
ネイルなんて1対1の付きっきりなので
会話がうまく行かないと気まずさＭＡＸ
会話が必要ないほどに圧倒できる技術力があれば
会話が無くても良いかもしれません・・・
が、しかし
ネイルもサービス業
接客一つでお客様が気持ちよくなれるかどうかが変わる
技術があろうがお客様が気持ちよくなるなら
会話術も必須
そこで、
一体何喋ればいいの
というあなたに私も実践している会話のポイントを教えます
会話でのＮＧは
宗教・政治の話はしない
宗教は人それぞれの宗派があり、とても繊細な内容。
人によってはかなり熱心な信者の方もいて、地雷を踏む可能性があり
うっかり宗教の話をして勧誘されてしまうかも
政治も同じく、考え方が人それぞれ。
相手から話して来たら、そうなんですね。と聞き役に徹しましょう
会話の深堀をしない
会話の深さは相手に合わせましょう
どうしてですか？なんでですか？はかなり危険
お客様も、そこまで深堀されたくないのにな・・・って思う場合もあります。
深堀は相手との関係性がしっかりできてからが得策。
深く聞きたくても相手から話してくるのを待ちましょう
自分のプライベートの話ばかりしない
相手から聞いてきた場合はお話しても大丈夫ですが、
聞いてもいないのに自分の私生活をべらべら話されても、お客様は興味ありません
うっかり自分の悩みを聞いてもらうなどしないように気を付けましょう。
お客様はお友達ではありません。
お客様にとって地獄の時間になってしまいます
相手の仕事を聞くのは必要最低限に、職業はなるべく聞かないように
ネイルに関係があるなら私は聞く場合があります。
例えば、デスクワークならネイルがＰＣで欠ける場合がるとか、取れやすい場合があるなど
大まかに聞く分にはＯＫですが、いきなりお仕事何してるんですが？はＮＧ
デスクワークですか？水を扱う仕事ですか？など、ジャンルで聞くのがベスト
ご自身のお仕事に悩みを持つ方や、無職な方、人に言いづらい方もいらっしゃいます。
相手から話してくるまでは、なるべく聞くのは控えましょう
別のサロンの悪口は言わない
これは誰が聞いても気分が悪くなるのでやめましょう。
お客様自身が通われてきたサロンの悪口を言われる分には構いませんが、
一緒になって悪口を言わないように気を付けましょう。
そうなんですね、と、さらっと聞きましょう
もし、前のサロンで爪によくない施術が行われていた形跡がある場合は、
痛みはなかったのか、違和感はなかったのかなど、お客様自身を気遣う配慮をしましょう
おおまかに上記以外なら色々お話しても大丈夫ですが
なるべくお客様の有益になるようなネイルのお話をするのがベスト
なぜなら、私たちはプロのネイリスト
プロとして爪に関するアドバイスや注意事項、ジェルの楽しみ方など
お客様がためになると感じるお話をするのがプロです
私がご新規様のお客様に必ずお話していることは
お客様のネイル歴
ジェルネイルはしたことがあるのか
セルフネイルはしたことがあるのか
初めてネイルをするのか
これだけでもどんなネイルをするべきなのか、ケアはどうすればいいのか
などの対策ができます
それにより、次回来ていただけるのかの分かれ道にもなるのでなるべく聞きます
ネイルをしたことがある場合は今までどんなデザインをしたのか
おおまかでいいのですが答えてもらうことにより、
こちらからのデザインの提案がしやすくなります。
わからないままだと、見当違いのデザインを提案してしまう危険性があるので
なるべく聞けるといいと思います。
全くネイルをしたことがない方は、初めてなのでお客様からの要望が
ない限りはシンプルなデザインを提案するのが吉
ネイルの悩み
今までネイルサロンに通ってきたお客様は、少なからずネイルに悩みがあってご来店されています。
別のサロンから自分のサロンに来るということは、前のサロンでは満足できていないからです。
浮きやすい、割れやすい、傷みが気になる。など
その悩みをこちらで解決することによりリピーターに繋がります
ネイルを初めてする方にも、ネイルをするメリットをお伝えしましょう
・爪に厚みが出て補強になる・爪の保護になる
・ネイルをすることで気分がよくなる・女子力が上がる・・・などなど。
これだけでも意外と会話すること多いですよね
無難な天気の話よりもネイリストとして、
お客様がプロから聞きたいことをお話しましょう
あとは空気感がとっても大事
上記の会話をしてキャッチボールが無い場合
例えば、ＹＥＳ、ＮＯでしか返ってこない場合は
あまりお話したくない方が多いです
※個人の経験からによる見解です。
その場合は、潔く会話を止めてみる勇気も必要です
しかし、
お声かけはしっかり丁寧にしましょう
会話とお声かけはまったく違います
お声かけは
・失礼いたします
・痛くないですか？熱くないですか？
・力加減は大丈夫でしょうか？
・手を動かしますね
などなど
随所でこまめにお声かけをすることで
会話がなくても、気を使っているということはちゃんと伝わります。
私も会話をしないお客様がいますが、
丁寧で嬉しいです。と言われます
会話をすることが正解ではありません。
お客様は大切に扱われたいという欲求があります
自分もそうですよね
自分がされたいな。と思う事は率先してしましょう
そして、いかに、
あなたの事を心から大切にしています
ということを、
いらっしゃいませ。や、ありがとうございました。など
その他お声かけで心を込めて伝えましょう
だるそうにしていると必ず伝わります
お声かけしているからＯＫではなく
声かけするときの言い方にも気を付けると良いですよね
接客はとても奥が深いので
私も経験から試行錯誤してきました
いまでも勉強中です
これを聞くだけでも接客業難しそう・・・
と感じるかもしれませんが
他の職業と一緒で
人と人との思いやりがベースなので
思いやりさえもてれば誰でも楽しくできます
接客は誰でも永遠の課題ですが
少しでも勉強して楽しく仕事をしよう
すこしでも他の方に役に立てれば光栄です
スクールやネイル動画など配信中
akaringo nail