昨日の事は不思議で、おぞましい記憶だし、でも…今日の皆の違いの方があまりにも気持ち悪い…。


桜と満那に相談してみようか、でもどこまでを言えば良いのか…。


空を飛んで帰ったなんて、余りにもファンタジー過ぎる。

私でさえ現実味が無いのに、この優しい親友達が信じてくれるだろうか。

襲われそうになったショックだと、哀れみに似た感情を持たれるかもしれない…


-怖い…。




昼休みから放課後まで、私の頭の中には色んな感情や考えが渦巻いていた。




放課後、桜がさぁ、行くぞ!!と言う顔で私の席に向かって来た。と、私の携帯が鳴った。


慌てて携帯を取りだし、開ける。ディスプレイにはパパの番号が表示されていた。

「はい…」
『ルカ、学校は終わったかな?』
「うん、ちょうど今さっき。」
『朝も言ったけど、今日は外食しよう』

パパは場所と時間を告げると嬉しそうに電話を切った。

-パパ…そうだよ、やっぱり今朝のパパとママの態度をもう一度確認してから桜や満那に相談しても遅くない…


私は意を決し、桜と満那に約束のキャンセルを謝り、待ち合わせ場所に向かった。