「いくら寝ても疲れが取れない…」「眠いはずなのになかなか寝つけない…」
そんな人に限って、寝る前にベッドでスマホをいじっているもの。
これでは、睡眠の質が悪くなってしまうのも無理ありません…。

今回は、なぜ寝る前のスマホがダメなのか、徹底的にまとめてみました!
寝る前のスマホが日課になっている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

寝る前のスマホでメラトニンの分泌が抑えられる

寝る前のスマホで睡眠の質が下がるのは、体内時計に働きかける「メラトニン」の分泌を抑えてしまうからです。

メラトニンは、目覚めから14~16時間ほど経つと分泌されるもの。
夜にメラトニンの分泌が高まることで、体の深部体温が下がり、自然と眠気を感じるんですね。

しかし、夜中に強い光の中にいると、メラトニンの分泌は抑えられてしまいます。

中でも大敵といわれているのが、スマホの画面から発せられるブルーライト。
ブルーライトは脳を刺激しやすい波長のため、他の暖色系の光よりも、圧倒的に睡眠の質を下げる可能性が高いんです。

ベッドの中でのスマホ使用は、もはや最悪と言っても過言ではないくらい。
実験では、寝る前に15分スマホを使用しただけで、睡眠の悩みを抱える可能性が2倍に上がっています

さらに衝撃なのが、1時間スマホを使用した場合、その割合が7.4倍にまで跳ね上がっていること。
寝る前にスマホで動画や漫画を見ていると、すぐに1時間経ってしまうので、多くの人が当てはまるのではないでしょうか…。

寝室にはスマホを持ち込まないようにしよう!

少々極端な意見に思うかもしれませんが、寝室にはスマホを持ち込まないくらいの気持ちでいましょう!
いくら「スマホを触らない!」と決めても、手元にあったら見てしまうのが人の性ですからね。

さらに睡眠の質を高めるなら、帰宅後は極力スマホの画面を見ないようにするのがおすすめ。
スマホを触らないぶん、読書や瞑想に時間を使って視覚的な刺激を避けるのが、快眠に繋がる秘訣です。

どうしてもスマホを触りたいなら寝る2時間前まで!

「帰宅してからずっとスマホを触らないなんて無理!」という人は、寝る2時間前まではスマホを触ってもOKと決めるのがおすすめ。
一般的には、就寝2時間前までにスマホを触るのをやめれば、睡眠への影響が少ないと考えられています。

スマホで調べ物をしたり、動画やゲームを楽しんだりしていると、脳は刺激を受けてしまうもの。
寝る前に脳が覚醒してしまっては、快眠どころではありません。

寝る前のスマホは、メラトニンに悪影響を与えるだけでなく、リラックス状態を妨げることにも繋がるので気をつけてください。

とはいえ、いきなり生活習慣を変えると、すぐには寝つけない人もいますよね。
そんなときは、温かいハーブティーやホットミルクを飲むのがおすすめです。
ホットミルクには、メラトニンのもとになる成分が含まれているので、寝つきが良くなると期待できますよ。