Mさん 「 今日は母の誕生日なんです 」
私 (*^^*)
Mさん 「 小学校の時に一度 カーネーションを1本 渡したきりで ・・・」
「 ・・・ ずぅっと 自分のことで イッパイで ・・・ 」
「 普通の母・娘のようなことがしたいんです 」
「 花を贈るのはどうでしょう?」
私 \(*^^)/
Mさん 「 でも 外に出るのが怖くて・・・ 一緒に来てくれませんか 」
約20年間 家の中で暴れ 特に母親に対する暴力は壮絶だったと言う
包丁を振り回し 骨折するほど蹴ったり 叩いたり ・・・
たびたびの警察通報
それでも 世間のさまざまなものから娘を守ろうと
ご両親は じっと耐えたと言う
「 母はバラが好きなんです 」 と明るい表情
リボンで綺麗にラッピングされた鉢植えの赤いバラ
大切に自転車の前カゴに置くと 笑顔で去ってしまった
( なぜか一人で帰れる不思議さ )
お母さんと別れてひとりで暮らしている今 想うゆとりができたのね
まだ 直接会えないけれど 心はきっと伝わるよ
ハートのクイーンが手にしている赤いバラは
あなたそのもの
看護師 nana