「水」は形を変えて循環を繰り返す。

清流は海に流れていくが、その過程で集合や分散を繰り返し、様々な道をたどっていく。

海からは雲や嵐が生まれ、雨となり、山などの濾過を経て、再び清流に流れ込むが、

時に洪水や濁流になることもある。

 

「心」も常に形を変えて循環を繰り返す。

清流のような清々しい心の時もあれば濁流のような苦しみに満ちた心の時もある。

ただ、濁流もやがて沈殿や濾過等を経て海に注ぎ込みその一部は再び清流となる。

 

では、心を清め、清々しい心を保つためにはどうすればよいのだろうか。

仏教では苦しみの発生する原因を見つけ、その原因となる行為を止め、

苦しみの原因とのつながりを断ち、清らかな心を生み出す環境を整えることを説いている。

 

過去にとらわれず、未来にとらわれず、欲を捨て、人生が自分の思い通りになるという幻想を

捨て、あるがままの現実を受け入れ、その現実の中で自分が今何をなすべきかをはっきりと認識し、揺るがない信念と意志をもって行動することこそ心を清らかにして生きていくための道なのではないだろうか。

 

清らかな「水」のような「心」をもって人生を歩んでいきたい。