恋の占い横丁 (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)感想
プー太郎ゲイ×ノンケお巡りさん。槙野が部屋に上がり込んできたところから、次第に居心地のよさを感じて、身体もほだされて、離れがたくなるまでのじっくり育つ恋の過程にきゅんきゅんしました。それでいて詐欺師の犯人が槙野なのではと疑ってしまう葛藤に切なさもあり、そして槙野サイドも遊びのつもりだった西森に本気になってしまい自ら離れる決心をするのも切な可愛い。西森が流されているようで男前なところや槙野の長髪美形なのに変態なところも楽しい。
読了日:6月13日 著者:阿部あかね
あかないとびら (バンブー・コミックス 麗人セレクション) あかないとびら (バンブー・コミックス 麗人セレクション)感想
王道と逆行する三作品。どれも独特な関係性で絶妙なバランスが築かれていて燃えました。表題作は再会もの。後輩くんが潔いほどに先輩好きフェロモンダダ漏れで尚且つ大胆。素朴な見た目なのに男吸引体質なのも楽しかったです。二作目は受け攻めそれぞれの視点で見れて、その上でお似合いだと思わせる構成が巧い!ピュアでむっちりでストーカーな受けと、王子さまに見えて意地悪捻れた攻め、バランスの良いカップルになりそうです。最後の話は39歳の絶世の身売り美男。これからはとことん甘やかされて幸せになってほしい!
読了日:6月13日 著者:鈴木ツタ
イケズ彼氏の堕とし方 (ディアプラス・コミックス) イケズ彼氏の堕とし方 (ディアプラス・コミックス)感想
青年誌編集者×おパンツ漫画家。幸生がツンデレなようで早々に田中への恋心を自覚する素直さに好感度大です。自分からお誘いしたり襲いかかったり、開き直りが可愛くて頑張ってる姿が男らしくて爽快でした。そしてイケズな田中、無下にされたりツレなかったり、幸生を振り回してるようで実は幸生大大大好きなクールガイ。いつも余裕綽々な田中が必死に幸生を求めている姿がいいですね。他にも漫画家仲間とか出版社のパーティーとか取り巻く世界観も楽しくて素敵なお仕事ラブでした。
読了日:6月13日 著者:左京亜也
年下彼氏に迫られてます。 (あすかコミックスCL-DX) 年下彼氏に迫られてます。 (あすかコミックスCL-DX)感想
大人しそうな見た目をしていながらストーカー気質で絶倫わんこな小木くん可愛かったです。付き合って早々同居を提案する必死さと不器用さ。それだけ真木さん大好きでホロホロ涙を流す素直さも愛しい。そして真木さんもネガティブながら一途で健気。相葉キョウコさんの絵が美しいからほんと美人なんだな!と、フェロモンに惚れ惚れしました。弟くんも悩殺されちゃうのも納得。
読了日:6月13日 著者:相葉キョウコ
囀る鳥は羽ばたかない(3) (H&C Comics ihr HertZシリーズ) 囀る鳥は羽ばたかない(3) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)感想
一つのセリフ、一つの表情、一コマ一コマが見応えがあって、4巻が出るまで何度も何度も読み返してしまうと思います。話の展開が言うまでもなく非常に上手いなぁと。ヤクザの思惑が絡み合い巻き込まれる中で、同時に百目鬼と矢代の想いが絡み縺れ合う。恋なのか、情なのか。さらに今までは矢代から百目鬼への一方的な口淫だったのが、3巻で逆になっている。いつも飄々とした矢代が、そこで身体も心も翻弄されている姿がたまりません。百目鬼のイ●ポが治りますように。
読了日:6月4日 著者:ヨネダコウ
凍る月 ~瑠璃色の夜明け~  (ラヴァーズ文庫) 凍る月 ~瑠璃色の夜明け~  (ラヴァーズ文庫)感想
8冊続いたシリーズの最終巻!獣人同士で殺し合ってきたのが一変、敵は人間。すべての獣人が無差別に迫害される立場へ。この巻で一番好きなシーンは光陽と巴の脱出劇。手錠をかけて監禁されたところで手首ごと包丁で切り落とそうとする巴ちゃん男らしすぎる。そして7階からのダイブ。餌が守られるだけでなく愛する獣人を守ろうと必死になっている展開が熱かったです。死闘が繰り広げられつつもハッピーエンドでよかった。銀のことは佐倉、幸せにしてあげてね。あと挿絵が大好きでした!受けはもちろん攻めも脇役も可愛くて魅力的。
読了日:6月4日 著者:夜光花
凍る月 ~七色の攻防~ (ラヴァーズ文庫) 凍る月 ~七色の攻防~ (ラヴァーズ文庫)感想
シリーズ佳境、そして銀が暴走の巻。3巻ぶりに主役の梁井さんと光陽がメインの話ですが、銀が突っ走ったり組織の面々が敵になったり敵味方入り乱れていて、はらはらしつつ飽きずに読めました。ただシリーズ通して交わりの場面が多いのでそこはサクッと…読み飛ばしてしまいました…。組織に単身で光陽が乗り込むシーンが好き。相変わらず向こう見ずで、でも一生懸命な姿と巴という同志との出会いに癒されました。雄と本能の入り乱れた獣人の中で、巴ちゃんはとても癒し。
読了日:6月4日 著者:夜光花
口元に赤いのついてます (あすかコミックスCL-DX) 口元に赤いのついてます (あすかコミックスCL-DX)感想
血を吸った吸血鬼がトロトロになってるのがたまりません。物腰の柔らかさとかオールバックな容姿とか長年の恋心とか全てがツボ。さらにハンターと吸血鬼という殺し合うはずの立場ながら、吸血鬼は肉奴隷を志願するし、ハンターは殺したくないと思っちゃうし、特別な関係性にときめきました。そして2丁目さんの作品にはさらっと気になる脇役が出てくるのも魅力。人狼な太郎が豆柴の姿でやんちゃそうなお兄さんのところに通ってるのがなんだか、イイ!発情期を迎えてどうなるのか最高に気になります!他もどれも楽しくトロ顔の素敵な短編集でした。
読了日:6月2日 著者:山田2丁目
山田くんと田中課長 (花音コミックス) 山田くんと田中課長 (花音コミックス)感想
6年半前から始まったやまたな、1ページ漫画がこうして分厚い一冊になる日が来るなんて、感無量です…!課長の一生懸命さや健気さや端々で山田への恋情をチラつかせる様が非常に可愛く……胸ポケットで飼いたいです。小さいもの大好きだから自分も小さくなってしまったんですね。そしてクールな山田、無表情で「課長苦手です」なんて言いながら甲斐甲斐しくお世話したり、時折焦ったり笑ったりしていて…好きじゃないとこんなに大事にできませんよね。最後には山田も独占欲を見せて、恋人ではなくても特別な関係性の二人を見れて胸がいっぱいです。
読了日:6月2日 著者:夏水りつ
山田と少年 (Canna Comics) 山田と少年 (Canna Comics)感想
ほわほわ…癒されました…。クリスマスの夜に道端で倒れてる少年を拾った山田と、そんな山田の人間味に惹かれる少年千尋。山田のくたびれた感じが非常に良かったです。ボサボサの髪、ヒゲ、部屋は汚い、それでいて包容力があって悩み多き千尋を「大丈夫」と包み込む姿にきゅんきゅん。そして千尋くん、可愛すぎる。学校では普通の男子として生きつつ、心には乙女を抱えている。バレンタインとかのイベントごとが好きだったり可愛いもの好きだったり、言動の端々から乙女が滲み出ていて、それが嫌な女々しさではないので、とにかく愛おしいです。
読了日:6月2日 著者:三田織
黒執事(21) (Gファンタジーコミックス) 黒執事(21) (Gファンタジーコミックス)感想
ドイツの森の中、めくるめく脱出劇。しきたりや魔女といった非科学的なものと毒ガスや戦車といった科学的なものとの対比が鮮明です。そして脱出劇、使用人たちの強さも圧巻だけどやはりセバスチャンが助けに来てからの安心感はさすが、あくまで執事。でもやっぱり今回は、フィニが名前をもらうシーンの可愛さ、そして田中さんが剣を抜くシーンのカッコ良さが見所。最後、ヴォルフは切ないけど死ぬとは思ってた!
読了日:6月2日 著者:枢やな
王子の帰還 (ミリオンコミックス) (ミリオンコミックス Hertz Series 77) (ミリオンコミックス  Hertz Series 77) 王子の帰還 (ミリオンコミックス) (ミリオンコミックス Hertz Series 77) (ミリオンコミックス Hertz Series 77)感想
表題作が可愛かったです!昔おでぶだった幼なじみが再会するとスレンダーな王子様になっていて……。キラキラ王子様なのに甲斐甲斐しくて受け大好きで残念なイケメンなところが楽しかった。受けも劣等感と支えられる喜びとの間で揺れる姿がいじらしくて!他二作品は初々しい高校生もの。メタモルフォシスの不思議ちゃん攻めが可愛かった。
読了日:6月2日 著者:ぢゅん子
君によりにし  (ミリオンコミックス 22 Hertz Series 54) 君によりにし (ミリオンコミックス 22 Hertz Series 54)感想
少し切なくも優しい空気感の漂うお話でした。表題作が父親の葬儀で会った男に、父親の身代わりで身体を重ねる話。今どきの若者と、愛する男を亡くし感情も押し込めた男、二人のやりとりがしっとりした雰囲気とマッチしてました。二編目は再会ラブ。攻めの新太が受けへの長年の恋心を隠しきれてない感じが可愛かったです。
読了日:6月2日 著者:木下けい子
らぶ(ハートマーク)モンスター (あすかコミックスCL-DX) らぶ(ハートマーク)モンスター (あすかコミックスCL-DX)感想
大学生と高校生の話が二編と、医学部生の話が一編。二作目の短髪わんこ攻めが好きです。性悪な受けを丸ごと受け入れる包容力!そして医学部生の眼鏡攻めも可愛い…インテリツン眼鏡がと見せかけて、実は受けちゃんに片想いしてて手作りケーキ作ってアピールしちゃうギャップに萌えました。さくっと読める一冊でした。あと絵がすっきり読みやすくてとても可愛いです。
読了日:6月2日 著者:三尾じゅん太
花のある生活 (新装版) (ビーボーイコミックス) 花のある生活 (新装版) (ビーボーイコミックス)感想
やはり門地さんの描く芋の子可愛い。そしてお芋に振り回されるイケメンも可愛い。表題作はスキー部の先輩後輩で、気づけば同棲しててお尻に指を突っ込まれていた話。女が途切れたこともなく口の悪い先輩が五百川に恋をしてからは、手順を踏もうと必死になったり脳内で妄想繰り広げてたり振り回されっぱなしなのが楽しい。表題で癒された後のダーク門地さん。監禁ものと失恋先生。監禁物は解放されたあと、再び囚われに川べりに行く場面で終わるのがなんとも印象的でした。
読了日:6月2日 著者:門地かおり
私がモテてどうすんだ(5) (講談社コミックス別冊フレンド) 私がモテてどうすんだ(5) (講談社コミックス別冊フレンド)感想
六見先輩はいつもほわほわしてて唯一恋愛にバチバチしてないキャラでしたが、自分の気持ちの揺れに頭を悩ませ恋心を自覚するに至るとは。花依ちゃんを取り巻く四人のメンズは四人の間でバトってると思いきや今回は結託して新たな恋敵に挑んでて、なんだかんだ仲良しですね。個人的には、これだけキャラいるんだから一組くらい本物のBLカップル誕生すればいいと思って…ごほんごほん。
読了日:6月2日 著者:ぢゅん子

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