大好きなママへ
実はブログにもツイッターにも報告しませんでしたが最近こんなことがありました。
深夜にある方からメール着信。
「ママから伝えるように頼まれました。ママ、今週末でお店を辞めるそうです。
お店自体は女の子が引き継ぐそうですがママは日曜でおしまいになっちゃうので
良かったら電話かメールしてあげてくださいね。」
それは私が十年程前に働かせてもらっていた
地元のスナックの常連のお客さんからのメールでした。
この着信があった時は金曜の深夜。
メールでも電話でもない、私は
「ママにあの大好きなお店で会いたい」
って思った。
毎日スケジュールが入ってる中で、無理だろうな…
と思いつつ翌日のスケジュールを見ると夕方過ぎにはお仕事が終わる予定で
その翌日のスケジュールもお昼すぎ。
本当に週末で動けるスケジュールが奇跡的にその日だけあったんです。
神様がくれたチャンスだって思った。
だから、後悔するより行動しようって決めた。
メール着信から10分後には「私、明日お店に行きます!」って返事をしました。
翌日お仕事を終え、駆け込んだ最終便の福岡行。
「じゃーーーーーーーん!!」
ってお店に飛び込んで、
、
そしたらママは「あんた来たとね!」と私のおでこをコツンと叩いて笑ってた。
「手伝わせてください!」って言ったら、もうそのつもりだったみたいに
あそこのお客さんお願い(^-^)って十年前の私たちに戻った。
私の気持ちを全部察知してくれたんだなって、嬉しかった。
18の頃、まだ子供でこのお仕事の右も左も分からない時に働かせてもらった。
東京に行くために昼夜バイト三昧の日々を応援してくれて、
一緒に夢をみてくれてたママ。
私が子供から大人になろうとする大切な期間をここで学ばせてもらいました。
そんな愛情いっぱいのママのお店だったからこそ、
人情溢れる自慢のお店。
お客さんは昔からおじいちゃんがほとんどで、
この日接客したお客さんに何人も当時からの方がいらっしゃってて。
元気なおじいちゃんたちと昭和初期の歌謡曲で育った日々を懐かしく思えました。
「なんであなたはここにいるの?」とお客さんに何度も聞かれて
何度も「ママに最後このお店で会いたかったから今日来ました」
と答えたけど、
みんな目を潤まして「さすがママだ」って言ってた。
ママの下で働いたからこそこんなに熱い気持ちの子になったんだねって。
そんなこと言われたら、何度も涙が出そうになって…
でもママが今日もいつもと変わらない日々というようになにも変わらず笑ってたから
泣いちゃダメだって、目を乾かしてこらえてた。
本当にね、涙もろいんだ…(ノД`)・゜・。
大好きなママ。
長い間ずっと人の為に働いて来たでしょう、
ママのおかげでたくさんの人が元気と笑顔を貰えました。
でも、これからは人の為ばっかじゃなくて自分の為に楽しい日々を送って欲しいな。
私、このお店に出会えて心から幸せって感じます!
ママ、本当に今までお疲れさまでした。
ここで過ごした大切な日々をありがとうございます。
『スナックまんま』です☆
最後にみんなで記念撮影♪
実はこの四人、十年前と同じメンバーなんです!!!
私が上京してからもお姉さんたちはずっとここで働いてて
あの頃と変わらない素敵なお店!!
ママずっと昔と変わらず接してくれたけど、
最後さよならする時だけ私の事抱きしめて
『覚えてくれてありがとう…』って声をころして言ってくれたの知ってるんだ。
ママだって本当は嬉しくて泣きたい気持ちもあったんだろうなって、
それでも笑って手を振ってくれたのを忘れない(^^)/
お店から頂いた花束
私は自分が動けたことがほんとに良かったなって噛みしめた。
翌朝、飛行機に乗って東京に戻ってお仕事スタート!
思い返せば一番泣いたのは行きと帰りの飛行機の中だったな(笑)
行きはママへの感謝の手紙を書いてるときに感情が高まって何度も筆を置いてたし(笑)
帰りは、お店で過ごせた一夜とこれまでの感謝を改めてメールにしてたら、また文字が何度も打てなくなった(笑)
涙腺どーなってんのー!!って(笑)
日々の中で、実はこんな弾丸帰省がありました。
長くなっちゃったけど、
私はこんな人生の中で夢見てきたこのお仕事を頑張るからね(o^-^o)
大切な人生の1ページをこのブログにしましたとさ。
ちゃんちゃん♪
あかり