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色々と描写不足だった本作の為少し解説をしようと思います。




・人類が絶滅の危機に瀕した理由
15年前に認知症の特効薬として造られたALZ113これは猿の頭を良くし、人間にとっては毒となる薬であった。
一部の抗体を持っていた人類は生き残ったものの、その薬の作用は人類の知能を著しく低下させ言語を失わせるモノであった。


猿と言語を失った人間を一掃しようとする大佐達狂信的集団と反対派の北部のアメリカ軍の間では内戦が勃発する事に。     




・幼いヒロイン『ノバ』に込められた意味
ラテン語で新しさを表すノバ
「言語能力」を失い、でも外見は猿にも似ていない彼女が「私はエイプなの?」とモーリスに聞いた時、「お前はノバだよ』と答えた事。
人間でもサルでもないハイブリットな新しいヒトという意味が込められたセリフ。

ちなみにオリジナル1作目で出てくる白人のヒロインの名前もノバでした。




・バッドエイプとは何者なのか
他の猿とは違い直接シーザーから薬を投与されてはいない猿で、動物園で育ちそこで感染し知能が飛躍的に向上して喋れるようになった猿、進化の証拠として体毛が薄く類人猿のような外見、寒さ対策としてダウンジャケットを着ています。






・大佐は何故巨大な壁を建築しようとしていたのか?
究極の目的は猿の絶滅させる事でしたが、感染した人類も投薬により治せると考えていた北部のアメリカ軍と対立していた為要塞を強固にする必要があり猿の力すらも利用しようとした為





・大佐は何故自殺したのか
ウィルスのキャリアであるノバがシーザーに差し入れた人形に触れた為、ウィルスに感染したから。





・前作の主人公マルコムはどうしたのか
小説版には描写があるのですが2年前マルコムのコロニーを訪れた大佐に最後までシーザーと平和協定を結ぶべきと抵抗を続けたマルコムは大佐の逆鱗に触れ殺害されてしまいます。


  
 


・シーザー亡き後誰がリーダーとなったか
これは恐らくモーリスだと考えられます。
オリジナル版猿の惑星でもザイウス博士を代表とする政治家、支配者階級はオランウータンで占められていたこともその根拠と言えるでしょう。




・続編はあるのか
オリジナル版の時代まではあと2000程ある為いくつでもストーリーは作れる他、ヒットシリーズとなった為制作より他の猿に焦点を当てたスピンオフシリーズの制作が明言されました。 


1.2と比べると少し完成度は落ちたように感じましたがスピンオフシリーズでうまいことオリジナルに繋げてくれる事を期待します。