私と居候 (いそうろう)
いま、私が子どもの頃に夢見ていた自分ではないけど… だからこそ人生って面白いし、素晴らしいと思うんです。
高校生の頃に、死ぬ病気ではないけれど “生き地獄” とも言われる病気になった。
【 筋痛性脳脊髄炎・線維筋痛症・脳脊髄液減少症 】という原因不明で治療法も確立しておらず、症状は重くても指定難病にも指定されていない。非常に面倒な３つの病気。
常に、全身が鉛のように重たく強烈に痛い。脳が下がるから、頭もあげ続けられない。
ただ、私にとっては「それはそれ」
私の人生は 続いてるわけで。病気に主導権を譲る気はさらさらありません。だって、病気になっても私であることは変わらないし… 勝手に私のカラダに入ってきて居候を始めたわけだから、私の決定に従ってもらいます。
でもね、どんな面倒で 嫌だと思う居候でも… この出会いがなければ 出会えなかった気持ちだったり人たちがいて。悔しいけど、居候は私の世界を広げてくれました。
客観的に見たら 居候がくる前より「できなくなったこと」は増えたけど、どんな小さなことでも自分に「できること」を見つけて頑張ることで未来に繋がることを知れた。
本当におかしく聞こえるかもしれないけど… 週２回 全身40カ所 に麻酔注射を打って(１回の通院で) 痛みに耐えてる私だけど、いま、とっても幸せなんです。
居候のおかげで、日常に転がっている幸せに気付けるようになったからかもしれない。幸せに気付いて… 幸せをいっぱい拾って… 今度はその幸せで誰かを幸せにしたいなと思っています。
こうやって思うと、居候は私の人生を豊かにしてくれたんだなと。だから 感謝もしてます。が、やっぱりいつかは出ていってもらいます。笑
… と語っていますが、良い意味で明るい能天気な性格に産んでくれた母に感謝。笑
塚本 明里 《 お仕事のご依頼 など 》
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