「自然界のあらゆるもの、木々や花など、
どれも自分の中でちゃんと調和していて
ごく自然にただ生きているのに
僕だけがその当たり前なことをできずにいる」
といった内容の文章を、昔どこかで読んだ。
あれから20年経った今でも、時折それを思い起こす。
太宰治かなと思って探してみたのだが、出てこない。
それじゃあドストエフスキーだったかな?と思ったが
これもまた出てこない。
私が20代を共に過ごしたこの二人が言った台詞じゃないとしたら
いったいこの言葉はどこから??
誰か知っていたら教えてください。
いつの間にこのブログは質問箱になったのだろう。
ところで私は植物を眺めるのが好きである。
しゃがんでそこで耳を立てると、
ひっそりと息をしているのが聞こえるようだ。
これ、電話のコードみたいだなあ。
クルクルしたところと、まっすぐなところに分かれてるところが、
すごくそっくり。
今の若い世代だったら、
「そんな石器時代みたいな電話は見たことない」と言いそうだ。
当の私は自慢じゃないがアラフォーなので
こういうものが懐かしいのである。
彼らは静かに、中で対話しているんだろう。
葉っぱと葉っぱどうしで、心を通じあわせてる。
そしてちゃんと、お互いのことわかりあってる。
なんだか、愛しい。