写真:「ブナ林のクワガタたち」ホームページ のご協力により掲載しています。


 さっぽろ赤レンガカフェの管理人S、実は“知る人ぞ知らない” 蝶マニアだったんです。

 という訳で、早速マニアックな話題からスタート。  


 いま、赤れんが庁舎前庭に「エゾシロチョウ」なる蝶が飛翔してます。モンシロチョウよりも二廻りほど大きい、白い翅に黒いスジのある中々エレガントなチョウで、日本では北海道だけにしかいないんです。街なかで飛翔が見れるのは、ここ道庁前庭と北大植物園くらいでしょうか。


  ただ、幼虫がかなりの曲者で、サクラ、ズミ(コリンゴ)、ナシ、ボケ、ハマナスなど、バラ科の樹木ならほとんど何でも食べちゃいます。中にはナナカマドまで食害する集団もいたりして。


  この幼虫の悪童ぶりは目に余るものがありまして、月寒の農業試験場では毎年その対策に頭を悩ませているとか。なにしろ大集団で一斉に“悪さ?”をする訳ですから、樹木にとってはまったく迷惑なお話で。


  多分赤れんが庁舎前庭の南の池周辺に多いバラ科樹木を食して冬を越し、ここ一両日に羽化しだしたと思われ・・・。


  飛翔を見られるのは僅かな期間で、7月中旬には、もう見られませんから、今週の土日だとベスト


 赤れんが庁舎をバックに、優雅に飛翔する「エゾシロチョウの舞い」、見にいらっしゃいませんか?