仕事の関係上、職場から長距離にあるお店には行き難くなりましたが、今回はR230沿いにあるお店に立ち寄る事ができました。

凱2


『凱』さんと言う店名ですが・・・

駐車場は店舗左の道の突き当たりにスペースがあるので、
そこに停めていいようです。
20:00少し前ですが、ビールを飲んでいたオジサンが先客で、
後客も一人入ってきましたよ。

情報から『純・すみ系』と言うことなので・・・
カウンター席に座り、いつものように『味噌お願いします』
と注文しました。

20:00ギリギリなので、そろそろ閉店か?とも思いましたが・・・?
閉店は21:00のようですね。よかったよかった。

黒いカウンターテーブルの上にそびえている黒い遮へい壁は・・・
そのものが『純・すみ系』ですよと言っているのと同じです(笑)。
作り方を見せないのが『村中一門』の伝統のようですから・・・
仕方ないですね。
店舗奥にはテレビとコミック単行本が揃えていますので長居もできそうですが、人気が出てくればあれ程店の回転数を悪くするものはありませんと先に断言しておきましょう(笑)。

厨房からは軽く炎が上がっているのが分かります。
しっかり炒め物をしているようですね。
しばらくして出来上がったものを、厨房を回って運んできてくれたのがこの画像です。

凱1

う~ん!この感じ、強いて言うと

懐かしい!!

と言う文字で表現できるでしょうか?

スープを飲んでみるが・・・

さらに懐かし~い!!

なぜならば、ハッキリ言って『純・すみ系』とは違うんですよね。
白系の甘味噌を使っていて、八角などの香辛料を使っていないところに嫌みない旨さを感じますよ。しかも、ラードの使い方も必要十分な程度で特に多くなく上手な使い方と言えましょう。そのスープにモヤシのエキスが出ていますので、甘い優しさが伝わってきます。
魔法の粉のためか少し塩っぱめですが、スープを全部飲まなければ問題なさそうですね。
強いて言うと、『昔懐かしい札幌味噌ラーメン』と言えましょう。
昔の代名詞であった『寳龍』や初期の『さんぱち』の印象があります。食べていて札幌ラーメンだよと主張してくるのが良いところですね。

具に関しては、モヤシ、タマネギの炒め具にネギと少しのカイワレにロール状に整形した巻き巻きバラ肉チャーシューとサイコロチャーシューです。
まずは、炒め具ですが・・・

ん、うんまぁ~いです!!

炒め具にラードを使っていますが、程良い熱の入りでシャキシャキ感を残しながら、熱々なんですよ。この炒め具がスープと相まって旨さを出していますよ。『純・すみ系』で見られるヘナヘナ炒め野菜と違うところが嬉しいですね。

それとネギと少しのカイワレも彩り添えて可愛らしいですね。チャーシューはバラ肉を巻いていますし、肉と脂の比率も丁度良いですね。サイコロチャーシュー?と言うかクズチャーシューが少しのせられているのはさらにお茶目なところかもしれません。

麺もさがみ屋の中太縮れ黄色麺でしたが、茹で方もちょうど良いのか歯ごたえよくシコシコしか感触が良かったですね。
それと少し麺量が多いのかもしれませんね。


まとめると・・・・

『現代に主張する、懐かし札幌味噌ラーメン』と言ってしまいそう。
この甘味ある味噌スープはなんか昭和の感じがしてホッとするんですよね。

帰りに修業されたお店を訪ねてみたところ『すみれ』とのことです。
でも、今回食べた味噌ラーメンはすみれとは違ったお味のようでした。オリジナルと言う事で良いことでしょう。


<余談>
ちまたで、『純・すみ系』と言っていますが・・・
この言葉を最初に使ったのは誰なのか?と思う事がしばしありんす。
ひょっとして・・・?自分?
今は無き『○○××の札幌ラーメン評価』の毒舌ラーメン評価HPで、
最初に使ったのが自分だと思ってるんですけど?
『純連・すみれ系』と打つのが面倒くさいので『純・すみ系』と略したのを覚えておりますです。
それが広がって行ったと勝手に解釈しておりますが、如何なものでしょうか?
誰でも良いんだけどね。


店 名:麺屋 凱(KAI)
住 所:南区藤野2条5丁目1-14
定休日:水曜日
営業時間:11:00~21:00