kamakennのブログ~MGとともにある日常~

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持病のMG(重症筋無力症)のお話しをまじえつつ日常の中でふと思いついたことなどを備忘録的に書き込んでいもうと思っています。
気長に、温かい目でご覧頂けたら幸いです。

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前回UPした内容からの若干の訂正と追記も含め、NPPVやCPAPなどについてちょっとまとめなおしてみました。

NPPV(非侵襲性陽圧呼吸換気)は気管切開などをすることなくマスクを介して使用する人工呼吸器。
CPAPとBIPAPはNPPVの換気モードの種類。
CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:連続陽圧換気)は連続して同じ陽圧で空気を送り続ける換気モード、あるいはこの換気モード専用の機器。
通常、CPAPといえばこの換気モード専用の機器を指すことが多い。
BIPAP(Bilevel Positive Airway Pressur:二相陽圧換気)は高低2相(2つのレベル)の陽圧を交互に送り続ける換気モード。
因みに「I」が「ⅰ」になって「BiPAP」になると某メーカーの商品名になります。
 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に多い閉塞性無呼吸(OSAS)の様に、舌根部が下がるなどして上気道が閉塞し無呼吸状態がおこるケースでは、CPAPの様に連続して陽圧をかけて閉塞した気道を広げてやることで呼吸状態が改善される。

これに対し自分の様に低呼吸状態から低酸素状態になるケースでは、CPAPだと呼吸能力が低下している低呼吸状態時も吸気時と同じ陽圧に抵抗しつつ息を吐かないといけなくなる。

この点、BIPAPであれば高低2相の陽圧を交互にかけることで低呼吸状態をサポートしてくれる。
 

CPAPの適用対象となるのは、SASの簡易検査でAHIが40回/時以上。

BIPAPの適用対象となるのは、SAS簡易検査でSpO2値90%以下の領域が10%以上。

自分の場合は・・・

 

AHI43.1回/時。

SpO2値90%以下の領域が20.2%。
 

CPAP、BIPAP(NPPV)共に適用対象。。。
 

どちらも試用してみたが、予想通り、CPAPでは効果を感じることができず、BIPAPで効果を実感できたので、BIPAP(NPPV)で治療を行っていくことにしました。

以上、NPPVとCPAP、BIPAPについてでした。