夏の歌といえば・・・
TUBEとかサザンとか、思い浮かべる人多いんだろうな。
自分にとって夏の音楽は、何ていうのかな、ギラギラしたものではないんだな・・・
子供の頃、畳にごろ寝して網戸から入ってくる風と、扇風機の風に涼をとっていた。夏休み。
日差しで視界は眩しく真っ白に見えた。
縁側に落とした水滴が蒸発するように、自分の体が溶けて蒸発するのではないかとどこかで怯えていた。
なぜそんな空想をしていたのだろう。
子供の頃、毎年のように海水浴に出かけていた子もいた。
うらやましいとも思わなかった。今でも海水浴は自分の選択肢にはない。
海はみるもの。スケッチブックは私のマストアイテムだった。
クラゲが出始め、人影もまばらな海の方が絵になった。
秋風が吹き始めるころが好きで、音楽を流すとすれば井上陽水の「少年時代」かな。
昔は友達の輪に入るのが苦手で、遠くから盆踊りの「炭坑節」や「東京音頭」を聴いていた。
50を過ぎてから、汗だくで踊ることになろうとは。
きっかけは私の郷里、川崎の盆踊りに歌手の五条哲也さんや利生みすずさんがサプライズゲストで登場したとき。
なんだか、子供の頃置き忘れてきた思い出が、満たされたような気がしました。