ときどき何かイメージが頭の中に降ってくる。
忘れないうちに画に残そうと・・・
いつも応援している歌手の五条哲也さんの郷里、京都山科の地に随心院という古刹がある。
小野小町ゆかりの寺としても知られていて、小野小町像が安置されているが、その姿は美人の面影もない老婆の姿である。
はじめて拝観したときは、いろいろ考えさせられた。
能楽でも卒塔婆小町という演目もある。
タイトルは卒塔婆小町としましたが、あくまでも私の想像の世界。
情念を捨てきれない老婆が、愛しい人の頭蓋骨を抱く。
遠い昔の思い出を抱いて微笑む表情を描いてみたつもりですが、いかがでしょうか。
諸行無常の世の中に向けて・・・・合掌