逢崎遊『正しき地図の裏側より』です。

 

私の好きさレベル5段階評価の『5』です。

 

 

 

 

 【第36回小説すばる新人賞受賞作】

 定時制高校に通いながら無職の父に代わり働く耕一郎は、ある冬、苦労して貯めた八万円が無くなっていたことに気づく。
 このことを父に問い質すと、父は金を使ったことを悪びれもせずに認めた上、予想を超える衝撃の言葉を言い放った。
 衝動的に父を殴り飛ばした耕一郎は、雪の中に倒れた父を放置して故郷を逃げるように去る。
 しかし、僅かな所持金は瞬く間に減り、逃亡生活は厳しくなる一方。
 遂に金が底をつき、すべてを諦めようとしたそのとき、「……なに、訳あり?」
 公園の隅、小さなホームレスの溜まり場から、ひとつの手が差し伸べられる。
 出会いと別れを繰り返し、残酷な現実を乗り越えた先、故郷へと帰る決意を固めた耕一郎を待ち受けていたものは──。

 社会から切り離される圧倒的な絶望と、心と心が深く繋がるやさしさを描いた、25歳の若き著者による感動のデビュー作。

 

 

 

 

25歳の著者のデビュー作?!

スゴイです。

完成度高いです!!!

 

 

冒頭、「こんなクソ(失礼!)なヤツ、早く退場して下さい」と叫んだ。

サクッと退場するんですがね・・・主人公の父親

 

シンドイ時期がこれでもかと続きます。

読むのに気力が必要です。

 

<おっちゃん>とのたこ焼き屋を始めて転機が訪れ終盤へ。

予想の斜め上の着地!

 

何を書いてもネタバレしちゃうので、気に成った方、一読を(^^♪