直島翔『テミスの不確かな法廷』です。
私の好きさレベル5段階評価の『5』です。
社会に交わり、 ままならぬ心身と向き合い、 罪を裁く。
任官七年目の裁判官、安堂清春(あんどうきよはる)は、東京からY地裁に赴任して半年。
幼い頃、発達障害と診断され、主治医のアドバイスを受け、自身の特性と向き合ってきた。
市長候補が襲われた詐欺未遂と傷害事件、ほほ笑みながら夫殺害を告白する女性教師、「娘は誰かに殺された」と主張する父親……。
さまざまな事件と人との出会いを通じて、安堂は裁判官として、そしてひとりの人間として成長していく。
安堂の<ままならない自分>との向き合い方、付き合い方が重く響く作品でしたね。
その重さを凌駕するテンポの良いストーリー展開。
秀逸です!
どの事件も予想の斜め上着地。
落し処にちょっとニヤニヤしてしまった私です(;'∀')
初読みの作家さん、好みのど真ん中を射抜かれました!
紹介して下さったブロ友さんに感謝です(⋈◍>◡<◍)。✧♡
あっ、やっと切れたケチャップスイッチ。
今作で何度も登場する<ナポリタン>に再度スイッチ入っちゃいました