今村翔吾『海を破る者』です。

 

私の好きさレベル5段階評価の『5』です。

 

 

 

 

 なぜ、人と人は争わねばならないのか?
 日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

 かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。

 しかし、一族の内紛により、いまは見る影もなく没落していた。
 現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。
 しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。

 いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。

 通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……

 アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。

 

 

 

 

 

今村さんの描く<漢>は良いわぁ~~!

最初は少し頼りないかな・・・と思いましたが、ドンドン成長。

良い漢に仕上がってます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

舞台が先日視察研修で訪れた伊予の国。

大三島神社も登場(^^♪

大三社の大祝職の親子、揃いも揃って(-_-;)

が・・・その後はネタバレしちゃうから封印です。

 

人と人とが繋がる事。

戦う事の意義。

相反するテーマに真っ向から向き合ってます。

 

中盤からはイエモンの<JAM>が頭の中でエンドレス。

~外国で飛行機が堕ちました。ニュースキャスターは嬉しそうに、乗客に日本人は居ませんでした、居ませんでした、居ませんでした。僕は何を思えば良いんだろう。僕は何て言えば良いんだろう~

 

 

今作で令那と言う女性が登場します。

彼女の出身は<るうし>と言う国の設定。

現在のウクライナです。

これは・・・意図してるんだよね?!

 

 

良い作品です。

気に成った方、是非一読を(^^♪

あっ、459Pの大作です。

心して取り掛かって下さい^^