恩田陸『Spring~スプリング~』です。

 

私の好きさレベル5段階評価の『5』です。

 

 

 

 

 構想・執筆10年――
 稀代のストーリーテラーが辿り着いた
 最高到達点=長編バレエ小説

 「俺は世界を戦慄せしめているか?」
 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
 少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
 同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――
 それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
 彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。
 一人の天才をめぐる傑作長編小説。

 史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生!
 ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)

 構成の工夫、際だった輝きをもつ、いずれ劣らぬ魅力的な登場人物たち、そして作者のバレエに対する深い愛と尊敬から生み出された、傑作バレエ小説。
 ――池澤春菜 (声優 作家・書評家)/2024年4月14日付読売新聞書評

 この自然体を見よ!

 誰からも愛される無邪気さと、空恐ろしいほどの天才性を両立させるのは普通に考えてきわめて困難だが、恩田陸はそのハードルをらくらくと越える。
 ――大森望 (翻訳家・書評家)/2024年4月6日付東京新聞書評

 多視点によって、主人公・春という天才を多角的かつ立体的に描き出すことに成功している。
 ドイツの名門バレエ学校で切磋琢磨する、個性的で魅力的な仲間たちや指導者に囲まれて成長していく春の魅力に押されて、436ページを一気読み必至です。
 ――豊﨑由美 (書評家)/2024年3月31日付北海道新聞書評

 本作は、バレエの魅力についてはもちろん、舞台芸術全般が放つ魔力についての物語だ。
 小説は、小説では表現し得ないと思われることを表現することで、進化してきた歴史を持つ。
 その最先端の営みが、ここにある。
 ――吉田大助 (書評家)/「小説 野性時代」2024年5月号

 

 

 

 

 

今作は不思議系じゃない恩田さんです^^

 

世界観に持って行かれましたね。

バレエ、興味も知識も無い私ですが、これを読んでリアルに見てみたく成りました。

 

作品のイメージを掴みたくって、バレエ動画でお勉強。

そんなんしてるから、読了に時間が掛かりました(;'∀')

 

バレエに興味が有る方は勿論、興味の無かった方にも読んで頂きたい作品です。

が・・・賛否が分かれるだろうなぁ・・・

 

圧巻の436P、チャレンジされる方、心して!!!

 

 

ページの左下のパラパラ動画も楽しいですよ🎵