相場英雄『心眼』です。
私の好きさレベル5段階評価の『4』です。
『ガラパゴス』『震える牛』著者が放つ警察小説の新たな金字塔!!
「目で見る物語。心の眼で捉える想い。焦点が合うその刻を、見逃すな」
杉田智和 声優
あなたの顔が危ない――
すべてが監視されている!
心眼で人を観察しろ。本質だけが浮かび上がる。
街頭に立ち、顔を見続け、指名手配犯を炙り出す〈見当たり捜査班〉。
新米刑事・片桐は、犯人を見つけられない。
一方、ベテラン刑事・稲本は、圧倒的な結果を残す。
新たに就任した捜査一課長は、ハイテク捜査を実施、「見当たり捜査班不要論」をぶち上げた。
絶体絶命のピンチを、片桐は脱することができるのか?
社会に警鐘を鳴らす、相場作品。
今回のテーマは<顔認証システム>。
公共交通機関である、駅等で、監視カメラに依る、顔認証。
指名手配犯はもとより、過去に犯罪歴が有る人々を監視する。
それって・・・どうなの?
犯罪抑止力とプライバシーの天秤。
どっちに振れるのか?
このテーマ、中山七里さんも取り上げていましたね。
考えさせられるけど、答えの出ない問いですね。
それぞれの立ち位置で、考え方は違いますよね。
で!
今作で<間違ってる!>表現が(;'∀')
P274。
~結果的に一課は見当たり班に貸しを作ることになった。~
↑
これ、<貸し>じゃなくって<借り>なんですよね!
貸し借りに関して、シビアな私