今野敏『無明』です。
私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。
君はもう懲戒免職だ――。
突き付けられた最後通牒。
それでも信念を貫けるか? 本部と所轄の狭間でもがく刑事を描く警察ミステリー
内藤剛志、絶賛! 「“今"の社会を色濃く反映させながら、地道に歩む人間を鮮やかに描いている」
東京の荒川の河川敷で高校生の水死体が見つかった。
所轄の警視庁千住署が自殺と断定したが、遺族は納得していない。
高校生は生前旅行を計画しており、遺体の首筋には引っかき傷があったという。
両親が司法解剖を求めたものの千住署の刑事に断られ、恫喝までされていた。
本部捜査一課の樋口は別働で調べ始める。
しかし、我々の捜査にケチをつけるのかと千住署からは猛反発を受け、本部の理事官には「手を引け」と激しく叱責されてしまう。
特別な才能はなく、プライドもないが、上司や部下、そして家族を尊重する――。
等身大の男が主人公の人気シリーズ最新作。
テンポ良く展開していきますね。
流石、今野作品。
満点評価に至らなかったのは、上司がそんなに簡単に懲戒免職をほのめかして良いのか・・・ってのが引っ掛かった。
ストーリーの展開には欠かせないキーでしょうが。
自分の言う事を聞かないからって・・・それな無い(-_-;)
あともう一つは、落し処がそれまでのストーリーに対して少し薄味に感じたから。
まっ、ヒグっちゃんにまた会えただけで満足しなきゃ・・・ですがね^^