小路幸也『君と歩いた青春~駐在日記~』です。
私の好きさレベル5段階評価の『4』です。
「祈りなんていう非科学的なものが、誰かを救うこともあるんです」
昭和五十二年。
元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も三年経ち、すっかり村の一員に。
だが相変わらず雉子宮には、事件の種はつきないようで――。
冬 水曜日の雪解けは、勘当者
病気で倒れた村長さん。
そこに勘当された娘が戻ってきた!
春 月曜日の来訪者は、スキャンダル
世間が芸能スキャンダルに沸く中、村に自称小説家の男が表れて……
夏 日曜日の幽霊は、放浪者
山で度々起きるお化け騒ぎ。その悲しき真相は……
秋 木曜日の謎は、埋蔵金
村に埋蔵金発掘のテレビが! でもそこにはとんでもないものが埋まっていた……。
家族の絆と人の優しさが胸を打つ。
「東京バンドワゴン」シリーズ著者による大好評短編シリーズ第三弾。
ストーリーとしては面白かったんですが・・・
周平さんの奥さんの花さんの語りが、どうしてもバンドワゴンのサチさんに重なる(-_-;)
そこが気に成って、気に成って・・・
時代設定から、そんな語り口調に成るんでしょうが。
物語の中に我南人さんを探しちゃうのは・・・私だけ???