都知事選が大荒れの様相である。

立花氏が選挙掲示板を好き勝手やり、自称物知り批評家気取りは、民度が低いなど大騒ぎしている。

大手マスコミ報道を見れば、現都知事と蓮舫氏だけを取り上げているのは、どちらに転んでもお仲間だからである。

国家の主権無き国のありとあらゆる選挙は、茶番なのである。

立花氏の動きとは、選挙そのものが無意味であるという皮肉になっている。

学歴詐称疑惑知事を、有名人好きのミーハーな都民が選んでいる、まさにこれが都民の民度なのである。

理解している人間は、選挙そのものに背を向けている筈である。

本当の事を言われても怒らず、嘘を指摘された時に怒る。

だからウソっぱちの知事を喜んで選んでいるのである。

Xに流れていたが、都知事は議会において回答拒否は75%になるという。

そしてその質疑を行った議員に、退室させるという事をやっているようだ。

民主主義と言いつつ、都民は独裁政治が大好きなのである。

北朝鮮や中国、そしてロシアに対して、親の仇以上に怒りを催すのは、独裁国家が羨ましくて仕方がない反映だろう。

排除しますと言った都知事に投票するのも、首相を支持しないだけで、46%もが連立政権を支持するのも、変わらず独裁であってくれと言う願いなのである。

明治以降も、その時の空気で選ばれた独裁組織が大きな力で変えられない限り、常に大きな力で支配される事を望むのである。

だから国民主権であると言いつつ、国家の中で最弱の力しかないのである。

国家では臣民は支配者に租税と言う形で収穫物や労力と言った生産力を国民が「貢納」する。

そこでは、富を差し出す者の方が、それを受け取る者よりも劣位にたつという不合理な事が起こる。

そして租税を貢納すればするほど、支配者との間に作り上げられた上下関係は強化され、固定される。

これがピラミッド形成が延々と続いてきた理由である。

今や生産力を産み出す労働者からまだ租税が足りぬと搾り取ろうとしている。

日本の富の担保たる生産力を棄損させても構わないと、喜んで自国通貨の価値を下げ続けているのである。

そもそも、政治家にも公務員にも生産力は無く、彼らの給与は「赤字」そのものなのである。

上岡龍太郎氏が言っていたが、国鉄が赤字じゃダメなのか。

自衛隊も警察も消防も赤字だろうと。

公共という言葉の意味を全く理解していないのが、ほぼ全国民なのである。

釈尊はこの世での最も重い罪は無知と言った。

通貨の意味も知らず、国家組織という意味も知らず、何も知らず、相変わらず知った振りをしている者を見ると、やっと国家が解体されるかと眺めているのである。

拝金主義者の癖に、夢を見るな現実を見ろとか抜かす間抜けが絶望する様も見ることが出来よう。

もはや9人が世界の富の半分を握ったと聞いて、99%にとって富の価値は無いのである。

どれだけ強者に尻尾を振ろうが、肩を持とうが、自分達が強者に味方として認識されることも、また強者に成り上がる事も無い。

強者=支配者にとっては都合の良い駒なのである。

その強者の力がどんどん喪われ、消えていく。

5000年の欲望まみれの夢から覚める時が到来しているのである。

循環を意識し自然の流れに身を任せよう。

長所を引っ込めて弱点を克服する必要はない。

長所を伸ばす事だけを考え、突き進めばいい。

自他ともに認める長所を活かす事が今世に与えられた使命なのである。

そうすれば元来ある性別の役割も果たせるようになるだろう。

性自認が騒がれているが、父性と母性が何処かに行ってしまっているからなのである。

もう自分が何者かが分からない。

特に男は。

女性は還るべき子宮を持っているが、男性にはない。

もう逃げ場がないとなると、子宮の代替場所を作ってしまう。

特にファッション業界で多いのは、そのせいもある。

しかしこれもまた悲劇である。

人間こそが支配者なんだという思い上がりが、自然と相対する人工に大きく傾いてしまっているからである。

一昨年の11月に信濃國二之宮に参拝した時に、自然に対する畏怖を感じたのだが、同級生女子から今月幾度と連絡があり、気が付けば4時間経過していたのだが、この女性との会話で答えが得られたのである。

それは自然の発する氣の流れを知覚出来なくなって来ているのである。

幾度も言っているが、人類は自然の一部であり、地球の一部であり、宇宙の一部であるという理解が抜け落ちているのである。

自然の一部であるという自覚の欠落が、平気で自然破壊を行える。

自然環境にある木々や草々の氣が分からないと言うことは、それらのいのちが分からないのである。

自然の中の生物のいのちが分からないと言うことは、人は自分のいのちも分からないのである。

だからいのちを産み出す「性」も分からないのである。

自然の中の当たり前の循環を理解できるわけもない。

会話もみなそう。会話のキャッチボールとは循環なのである。

一方的になり一方通行になった瞬間に循環は滞る。

常に意を反対の意味で取り、自分は正しいんだとマウントを取りたいと言う意識が芽生えれば、対等ではなくなり、循環は終わる。ただそれだけなのである。

だから議論すべき議場で退場を言い渡して、多数派の権力を誇示する都議会はもう終わっているのである。

日本の首都にいる力の信奉者が結集する場が崩壊を見せれば、ピラミッドは一気に破壊されるであろう。

同じ兆候が大阪でも見られているではないか。

万博とは大阪ピラミッドの象徴でもある。

明治維新は各地の下級武士が欧米の支配者にコントロールされ、幕府を敵に見立てたテロ行為だった。

その名前を引き継ぎ、やってる事は(笑)であろう。

全員の欲望が満たされた時がやって来た時が、ゴールで天国なんだろうか。

釈尊は欲を捨てる工夫をせよと言ったが、自分の欲望は自分を満たす為に使わず他人の為に使う、これが今のところの自分の答えである。