TOKYO
胸を締め付けるような
この夜を すり抜けて
光の筋が 伸びてゆく
痺れてる 瞬間に
構造物は静かな 興奮を呼び起こす
まるで無機質な生命体が
息を潜めて 乱立しているようで
あの階段を下り その場所へ行く
風が懐かしい 建物の中へ入っていく
この胸の疼きを 噛み砕いてよ
月はまだ 出ていないよ
ビルの上の赤いランプが増えすぎて
あの街は 魅力を失ってしまった
だけど
今でも 感じるんだ
絶望に喘ぎながらも
光 目指した あの日々のこと
好きだった高層ビルの上の展望室
あの日、私は夢を見てた
あまりにも朧げで
胸の高鳴りだけ
響いて 木霊していた
今でも 変わらないもの
今では 変わってしまったもの
全て抱きしめて
またあの風景を見下ろしたら
何か 変わるのかな?
全て 失って 自ら 手放して
それでも 諦めきれずに
泣いていた 喚いていた
声も出さずに
懐かしい街、破れた青春の日々
今、風を纏いながら 歩いてる
夜の狭間に 隠れながら
2019.05.02
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