マサル問題 | 赤の広場でつかまえて

赤の広場でつかまえて

ロシア留学から帰国。楽しくてちょっぴり切ない?ロシアと私の物語。

 

ロシア関係でこのところの話題といえば

もちろん、

平昌オリンピック金メダリスト、

アリーナ・ザギトワ選手に

秋田犬「マサル」が贈られたこと。

マサルちゃん、かわいいですねー。

 

 

「日大アメフト」「モリ・カケ」「米朝会談」と

重いニュースで持ちきりの中、

5月の風のように爽やかで、思わず笑顔になっちゃう映像でした。

 

メスなのに「マサル」。

 

という、かわいい勘違いも含めて。www

 

と微笑ましく見守りながらも

多くの人の頭に、一つの疑問が

浮かんだのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「そもそも、なんで日本から

ザギトワ選手に秋田犬贈るの?」

 

 

 

 

今回は、オリンピック出場前に

ザギトワ選手から秋田犬をせがまれた両親が

「いい演技ができたらね」

と応じたというエピソードが伝わっています。

 

それ以前にも

「東日本大震災への復興支援のお礼に」と

プーチン大統領に秋田犬「ゆめ」が贈られたのは

よく知られた話です。

 

でも、

「なんで? なんでロシアばっかりなん??」

「被災地でもない秋田県から、なんでお礼??」

という疑問、わきますよねー。

 

ロシア人にとっても

「なんでタダでくれんの?」

とよく理解できていないかもしれません。

 

ロシア流でいけば

「ザギトワさん、あなたに秋田犬をあげますよ」

と言いつつ

「ついては、犬を見に日本へ来てください」

と、ザギトワ選手に日本国内を案内し

彼女の動向とともに日本の魅力を世界に発信!

というようなことになるのではないかと。

どんな形であれ、何らかの「見返り」を求めるし、

ロシア人も「それが当然」と受け止めると思います。

 

今回は、日本から犬を贈るだけの関係性が

ザギトワ選手との間にあったとは思えませんし

(もともと親日的で、オリンピック前に合宿をしてましたが)

「日本から秋田犬もらっちゃった。ラッキー!」

とは思うにしても、

日本人的な「恩義」がどこまで通じるのか疑問です。

 

人口減少や少子高齢化、今後の経済成長に悩む日本。

けっこうなお値段の秋田犬を、ポーンとあげちゃうところなど

経済的にはまだまだロシアに優越感があるようですが

そんな気前の良さが、この国でいつまで続くでしょうか。

 

「思いやりの心」など日本人の美徳ももちろん大事ですが

何でもタダであげちゃうだけが、友好関係ではないはず。

それぞれの局面を生かして、どうウィンウィンの関係をつくるか、

国際的なコミュニケーションをもっと考えるべき時ではないか。

異国で生きていく「マサル」を見て、そう感じました。

 

 

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