元プロレスラーのキラー・カーンこと小沢正志さん(店主・歌手名義はキラーカン)が12月29日午後10時4分に動脈破裂で逝去されました。享年76歳。
関係者によると東京・西新宿で経営する「カンちゃんの人情酒場」の営業中にカウンターで意識を失い、救急搬送されたそうです。
悲しいです。
私ユメルのラジオ番組「ユメルのモナリザラウンジ」にも歌手仲間の支援者様からのご紹介でご縁があり、ご出演いただきました。
キラー・カーンさんの経営する居酒屋にも何度かスタッフらと遊びにいかせていただきました。
私ユメルの映画に大物演歌歌手役で特別出演していただけないかと交渉に行ったときは、お身体を悪くされていた時期で出演が叶いませんでした。
キラー・カーンさんを偲んで、FM番組「ユメルのモナリザラウンジ」の1/12(金)深夜25時放送回で出演シーンをご紹介致します。皆さまに聴いていただけたらと思います。
キラー・カーンさんは新潟県出身。
大相撲の春日野部屋(幕下・越錦)から1971年にプロレスに転向し、1980年代に195センチ、140キロの“蒙古の殺し屋”として“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアント(故人)や“超人”ハルク・ホーガンと抗争し、日米でメインイベンターとして活躍しました。
1987年に引退し、新宿区で「居酒屋カンちゃん」を開店。歌手としては2005年に「ふるさと真っ赤か」(日本クラウン)で歌手デビューし、「新宿三百六十五夜」などをリリースされました。
コロナ禍の2021年に「居酒屋カンちゃん」を閉店。自転車事故で“ひき逃げ”と報道されるトラブル(不起訴)やS状結腸がんで入院するなど、不幸が重なり、公式Youtubeチャンネル「キラーカーンTV」も閉鎖。
今年3月6日の76歳の誕生日に西新宿で「カンちゃんの人情酒場」をオープンし、歌手として2020年にリリースした曲名を店名にして再出発されていました。
9月には幕下時代に付け人を務めた先代・玉ノ井親方の志賀駿男さん(元関脇・初代栃東)が来店し、53年ぶりに再会を果たしたばかりだったそうです。
キラー・カーンさんのご冥福をお祈りします。