「火気厳禁」話 | あかねっくすの頭の中がカユいんだ
いま実家からもちかえった
田辺聖子の小説よんでんねんけど、
むっちゃおもろいー!



ここだけの女の話



短編集やから、さくさく読めるし
時代背景とかいまとぜんぜん違うのに
ほんま女の人の頭んなかは変わらんわ!



いまんとこ(まだ半分しか読めてない)
1番ぐさっときたのは
火気厳禁ってはなし!



主人公は一見ふつーのOLなんやけど、貯蓄とか資産運用が得意で
がっぽり稼いでて

けど、好きな男は脚本家志望の貧乏人やって


会うたびに酒おごらされたり
たばこ代まで払わされたりすんねんけど


それでも好きだから、
呼び出されたらダッシュでいくわけ。



けど、あるとき、
わたしに会いたいんだ!て思っていったら
酒のみたいって言われて

つい、お金のこと言っちゃうの。


ふんだら、男は
お金なんかたいして気にしないタチだったから
なんでお前はそんな金の亡者みたいにおこんねんと。
金なんかいつか返したるわ。
そうゆうの関係なく、ぼくらはベストパートナーやと思ってたのに!

ってブチ切れるわけ。




で、主人公は、その男がなんでそこまで怒ったのかわからないんだけど

そのまま疎遠なっちゃって、、


しかも男はそっから売れっ子になっちゃうの。


ふんで、借りてた分ゆうて、お金送ってくるんだけど
主人公は、そういうことじゃない。っつって送り返すの。


ふんで、男は上京がきまるんやけど、
それまでに会いたい。っつって連絡するわけ。


けど、男はイケヌと電報してきて、


それでも主人公は信じて
まちあわせの旅館にいくんやけど、
いっこうにこないの。


ふんで、手持ち無沙汰な主人公は
そこでお土産みるんだけど、
お金はあるのに、自分はなんも買えないの。




ざっくりだけど、そーゆー話。



なんか、すごい男女の考え方でてて、
むっちゃおもろく感じた!



主人公かっこわるいんやけど、
気持ちわかりすぎる!



同僚のお局に対する感情とかも
むっちゃリアルやねんな!



田辺聖子のかく女の人は
自立してる部分と弱い部分、ださい部分のバランスがちょうどいいわ!



島田はなそー!笑笑



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