問いかける

声というのは、本当に奥深い。

「いい声」って、どういう声なんだろう。
逆に「悪い声」ってどういう声なんだろう。

突き詰めていくと
わからなくなってしまう。

何か基準があるんだろうか。
あるとすれば誰が決めているんだろう。
どんな根拠で。どんな理由で。


個性の強い声や表現は面白い。

でも、ごく自然な声や
とけ込むような表現も興味深い。


元気いっぱいな声、

静かな佇まいの声、

爽やか、優しい、可愛い、堂々とした、シブい、知的、誠実…。



あなたは、どんな声ですか。

そして、どんな風に語るのですか。


声には、やはりその人が存在しているのだと感じます。
その見えない振動に生命が宿っているのです。

この世の中は、いろいろな人で成り立っている。
どの個性も素晴らしいし、その役割があるのだと思う。

すべてが繋がっていてひとつなのだと
誰しもが、尊い存在なのだと
本気で信じることが出来ますか。


自分の声に込められているのは
どんな生命の振動なのだろうかと

まるで宇宙の水面に向かって
真っすぐに問いかけ続ける試み


終わりのない旅です。