あんでるせん | TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog

あんでるせん

「過去は、食べちゃいけませんよ。生ゴミだから。」



「明日があるさというけれど、明日だって来ないかも知れない。」



「だから、今を生きよう」



独特の語り口調で、にこにこしながらこの店のご主人はそう言った。



ここは長崎の川棚駅前にある、「あんでるせん」という喫茶店。


TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog


TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog




念願かなって、行って参りました。


そう、はるばる長崎です。


知る人ぞ知る、超能力喫茶、四次元パーラーだ。



TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog



レトロな店内、レトロなメニュー。何か、昭和という感じ。


連日、全国から沢山の人が


ここで繰り広げられる奇跡のショーを見に来るという。



千円札が目の前で宙に浮き、縦横無尽にびゅんびゅん踊っていた。

好きな人の名前を当てたり、生年月日を当てたりなんて当たり前。


ちょっと先の未来なんて、のぞいて来れたちゃうのかなぁ?(≧∀≦)


あらゆるひとのチャンネルに周波数を合わせたり
早送りや巻き戻しのスイッチのありかを、このご主人は知ってるんだね。


確かに、四次元の世界。


ようこそ、あなたが来るのを待ってましたよ。


何となく、そう言われたような気がして、とても嬉しかった。



自分を小さな場所に閉じ込めて、小さなことを小さな物差しで測っては一喜一憂。


こころはいつも、過去への執着、未来への不安にばかり向けられて


肝心な「今」は、どこへ行ってしまったんだろう。



何だか身に覚えがあるような、ないような。


渦中にあるときは必死でも、振り返ってみれば…滑稽なものなんですね。



「幸せになりたい」と強く思うことは、


「私は今、幸せではありません」と、宇宙に向けて宣言していることになる。



本当は何も欠けていない、そのままで完璧。


ただ、力の出し方を忘れているだけ。


いろんなブロックをかけて出口を塞いでいるだけ。



見えない世界というのは、ときにラビリンスのように私を混乱させるけれども



それは、小さな定規で小さなごく一部分を測ろうとしているから。



しゃがみ込んでうつむいて、手の平ほどの世界しか見えてない。


本当は、信じられない無限の彼方まで


ぐるりと世界に囲まれているのにね。



サイキックショーの名目で、


実は宝箱を開く鍵や世界と繋がるパスワードをくれたんだなぁ。


楽しさや笑いや驚きというヴェールに包んでね。



TVナレーター 阪井あかねOfficial Blog