願いを叶えるチカラ

本当に誠意を持って、相手のことを思う。


私は徹底的に親身になること、相手の立場に立って共感してあげることが

大切なんだと思って来た。


ときに自己犠牲なスタイルを取ってでも。


でも、違うんだ。

それは、間違っている。


私が、一番苦しかったときに、渇望していたこと。


誰かが親身になって…


何もかも理解してくれて助けてくれる…


もしそんな人が現れて私を助けてくれたらどんなに嬉しかっただろう。


そう思うからこそ


それを誰かにしてあげることで


傷ついた過去の自分を癒そうとしていたのかも知れない。



けれど本当のどん底から立ち上がるときは

見事にひとりきりだったよ。



私には私だけの人生があるように

人にはその人だけの人生がある


近道しようとしたり、楽しようとすれば必ずツケが返ってきます。


ちゃんと行き詰まったり、追い込まれないでいると

ゼロは１にならない。


どんなに現実が苦しくても、自分の人生から逃げちゃダメだ。


自分の味方なんか一人もいなくて、それどころか敵ばかり。

どうしようもない孤独の中で

じっと、ただじっと自分自身を見つめる。


全ては、自分が招いている現実なのだ。


簡単に助けを求めたり、誰かに依存したり、崇めたりするのは

非常に、非常に、危険なことだ。


願いを叶えるチカラは、自分自身の中にしかない。


そのチカラに気付くこともなく

いともたやすく自分ではない誰かに

何かを求める。

それは、自分で自分のチカラを葬り去ってしまう行為なんだ。


光が強ければ

影は濃くなる


人知れず孤独に、自分自身と対峙して

突き詰めていくことの

苦しさ、痛み、情けなさ、やるせなさ。


それらをちゃんと引き受ける覚悟があるのだろうか。


自分自身を超えられるかどうか。


問われているのは、そこなんだろう。