先日、岐阜県高山市荘川にドライブの途上に立ち寄りました。

現在は“長良川鉄道”の郡上八幡駅。
長良川鉄道は岐阜県美濃加茂市にある美濃太田駅から岐阜県郡上市のある北濃に至る72.1kmの路線。その前身は国鉄路線「越美南線」であり、長良川鉄道でも「越美南線」と言う路線名らしいです。。。
郡上踊りなどで有名な郡上八幡。駅舎には提灯が飾られムードが漂います
駅舎、駅構内は木造で国鉄時代から変わらないでしょうか。2面3線の国鉄主要駅のスタイル。
駅長室を表す表示も、味があります。
昔はこの中にタブレット閉塞器があったのかも知れないような雰囲気が漂う窓。
国鉄時代の郡上八幡駅は来たことがありませんが、今にもエンジン音を響かせてキハ30やキハ58などがやって来そうな雰囲気が漂っています。

木製の跨線橋に古い書体の表示類は国鉄時代からのものをそのまま使用しているのでしょうか。
郡上八幡駅には、ドライブ途中で立ち寄ったのですが、まさかこんなに雰囲気のある駅とは思いませんでした。
 
架線のない非電化路線に、国鉄時代を感じさせる駅構内。
本当であれば美濃太田からここ郡上八幡を経由し終点の北濃、そしてさらに先の福井県の九頭竜湖までを結び、越美北線と繋がり福井駅までの一つの路線、越美線となる予定でありながら、道半ばで延伸計画は中止となり北濃駅が終点となってしまった路線。もう二度と北濃と九頭竜湖が結ばれることはないと考えたとき、郷愁駆られるような郡上八幡駅でありました。