2007年3月17日まで近畿地方で唯一残っていたスイッチバック。
周辺は20‰と電車では問題ない勾配ではありますが、SL時代からの名残とともに交換可能な2面2線の配線であったため、残っていたものであります。
写真はスイッチバック廃止直前に訪問したときのものです。
瓦屋根の味わいある駅舎も、今はなくなっています。

奥は行き止まりとなっています。
手前が駅本屋側の1番線五条、和歌山方面、向かい側が2番線で吉野口、王寺方面となります。
吉野口側から和歌山行きの普通が入線して来ました。車両は懐かしい105系電車2両です。それもダブルパンタおねがい
後ろの車両は常磐緩行線で使用されていた103系1000番台から改造された105系びっくり
和歌山方先頭のブラックフェイスの105系が格好良く思っていましたが、今となれば後部の103系貫通顔もなかなか味わい深く感じますニヤリ
105系が一旦引き込み線に入って行きます。
もっと細かく撮影をしておけば良かったのですが、スイッチバックに物凄く興味を示していた訳ではなかったのかして、記録的な写真が残っていませんもやもや
引き込み線に停車中であったり、その引き込み線をわかりやすく撮影したりすれば良かったと今更ながら思いますガーン
一旦引き込み線に引き上げた105系が、一番右手のホームのない線路、和歌山方面へと進んで行きます。
こちらが北宇智駅の跨線橋から見た、全景。
写真から見て一番右手が和歌山方面。左手が王寺方面。そしてホームから外れ、一番左端に見える線路が、スイッチバックをして和歌山方面へと続く線路となります。
こちらは先程の写真の反対側。
一番左奥は王寺からの線路で、その右手奥は引き込み線。45キロの速度制限標識あたりの分岐から右へと離れて行く線路が和歌山方面へと続く線路。
2007年3月からは王寺から和歌山方面への分岐を棒線構造として、スイッチバックを解消したものであります。これにより所要時間が5分程度短縮されるとともに、営業キロも0.4km短くなったとか。

昔の写真を見返して、身近にあった懐かしい風景が自身が興味を向けていないうちに消えて行くのは寂しいと同時に記録しておけば良かったと後悔しておりますタラー