備後落合14:43→宍道17:38 木次線普通1462D

構内踏切のおかげで、このアングルからの撮影が可能。
備後落合駅を後にするのに後ろ髪をひかれる思いでありますが、再訪を誓い宍道を目指します。
木次線沿線は山陰本線と接続する島根県の宍道駅を起点とし広島県の備後落合まで全線81.9kmの路線で、見どころがたくさんありまして特に本数が少ない区間には三井野原スキー場や湧き水の“延命水”と三段スイッチバックで有名な出雲坂根駅や国道314号線の奥出雲おろちループなど見るべきポイントがたくさんあります。

備後落合から45分くらいで車窓に“奥出雲おろちループ”が見えて来ます。車内は写真を撮る人でにぎやかになりますアセアセ
列車は見ごたえある区間をゆっくりと進んでくれるため(もしかすると単に徐行区間だったのかも??)、乗客はゆっくりと思い思いの撮影を楽しんでいますカメラ
 
奥出雲おろちループは国道314号線の坂根から三井野原にある標高差105mを短区間で登り切るために作られた日本最大規模の二重ループ方式の道路とのこと。
その二重ループが付近の日本神話に出てくるとぐろを巻くヤマタノオロチの姿に掛け合わせ名付けられたようです照れ
 
車では2回程度走ったことがありますが、列車から見るのは初めてびっくり
雄大なループの全体像が見えて、圧巻の景色であります。この景色を見られるのも1日6回(3往復※定期列車の本数)だけですので、貴重な体験ですルンルン
≪出雲坂根の三段スイッチバック≫
奥出雲おろちループの景色を楽しんだ後は、早くも木次線のクライマックスとも言える区間に突入です気づき
鉄道ファンだけでなく、最近はこの区間を売りにしたツアーもあるとか。。。
道路の標高差があると言うことは、列車も当然標高差がありますびっくり
三井野原駅のJR西日本で一番高いところにある駅で標高は726m次の駅となる出雲坂根は564mとその差162mと急こう配を回避するため、スイッチバック式として標高を稼いでいます。
上の写真は三井野原駅からトンネルを抜けて、スイッチバックとなる行き止まり区間に突入し、折り返すところであります。
詳しくはこちら下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印

 

 

 
友人の写真を拝借
運転士さんが、反対方向の運転席に乗り込み今までの進行方向と逆の南進、2段目の区間へ進んで行きます。三井野原駅方向からの線路と離れていきますおねがい
湧き水である“延命水”でも有名な「出雲坂根」駅に到着。
一時下車出来るだけの時間があれば、延命水を汲みに行ったり、駅舎を撮影したりしたいのですが、停車時間はわずか3分もやもや
少しだけ外に出て、外観の写真を撮ることくらいはいけそうでしたが、慌ただしく外に出たり入ったりとしていたら、ワンマン列車の運転士さんに申し訳ないので、車内から駅名表等を撮影し雰囲気だけ・・・
出雲坂根駅に到着。
運転士さんは再度運転席を移動しまして、2回目のスイッチバックを行いまして、3段目の区間である本線を宍道駅向けて出発となります。
出雲坂根駅を出発し、2段目の区間とはお別れとなります。
 
この先、出雲横田からは列車本数が一気に3倍の9本となります。
途中には、松本清張の「砂の器」の舞台ともなった亀嵩駅。
ここは駅舎内にと言うか、駅舎全体が“扇屋そば(亀嵩そば)”と言う蕎麦屋となっています。こちらも停車時間が短く食べることが出来ませんが、予約をしておけば列車まで届けてくれるようです。。。と隣に座っていた男性がまさしく予約していたようで、購入されていましたアセアセ
事前情報として調べておけば、買っただろうに残念で仕方なしであります魂

 

備後落合を出て変わりゆく景色やスイッチバックなどのイベント?を経験していたら退屈する間もなく、路線名にもなっている木次駅に到着です。
ここで木次線ラッピング車両と交換です。【きハート】で木次(きすき)を表しています照れ
 
木次駅16:49着、17:01発で12分の停車時間があり、友人は駅構内にある観光案内所へマンホールカードを貰いに行きました。
木次駅は島根県雲南市に位置し、同線の出雲大東駅に次ぐ乗車人員があるようで・・・と言っても2桁ですが。
木次鉄道部と車両基地があり、奥出雲おろち号も明日の運転に備え停車中でありました。
木次駅写真撮影スポットキラキラ
ここ木次からは列車本数が11本に増えまして、いよいよ街中に戻ってきた感じであります。
2時間安全運転で来てくれました運転士も木次で交代しまして、宍道駅に向けてラストスパートになります。
本数も増えますと交換する列車も増えて来ます。加茂中駅で木次駅で交換した列車と色違いのラッピング列車と交換。
備後落合駅を出て2時間55分、定刻17:38に宍道駅に到着しました。
3時間弱と長丁場でしたが、車内も立ち客が出るほどの混雑でもなく、ゆっくりと過ごせた上、見どころ満載であったため、木次駅到着の際のも書いていますが、時間の経過も忘れアッと言う間の木次線でありました。
 
宍道からは山陰本線に乗車しまして本日最終目的地となる米子駅を目指します。
出雲坂根駅三段スイッチバックの動画です。
1分以上を載せられないので、2本に分けています・・・が、大した動画ではありませんのであしからずアセアセ