梅田貨物線地下線切り替え工事のため、2月12日(日)の終日、この線路を通過する全ての列車は運休となりましたが、特急くろしおについては京都、新大阪~天王寺の部分運休が発表され、これはもしかすると久々に天王寺1番乗り場からくろしおが発着するのではないかと思っていました。
それを確かめるべく、福島駅から天王寺駅へと向かいました。

早速、天王寺駅の改札前にはこのような案内がなされていました


LED案内表示も特急くろしおの出発は1番乗り場を示しています。

こちら運休のお知らせ。

天王寺駅阪和線ホームに向かいますと、普段は閑散としている1番乗り場が賑わっています

紀伊半島への旅行は列車が主役の国鉄時代であれば、このように賑わっていたのでしょうが、道路が発達し車が移動手段の主体となりつつ現代では、昔のような賑わいはなかなか見ることが出来ないのかも知れません。
特に新大阪から直通し15番、18番乗り場からの発着となった現在では、1番乗り場の賑わいは本当に見ることが出来ないですから・・・

早速、1番乗り場に287系の特急くろしお11号が停車しています。折り返しまで1時間近く停車しているようで、扉が開くのは15分前くらいとか。
昔の特急は、始発駅では早めに入線して来て、余裕を持って乗車することが出来ました。車内に荷物を置いてからホームの売店に駅弁を買いに行ったりと言う感じでしたね。
ちなみにこの1、2番乗り場には、ちょっと前まで中間改札があり、特急券の確認をされたような気がします・・・

この日のくろしお11号は車両変更があったのかはわかりませんが、付属編成×2編成の6両モノクロス編成。グリーン車の連結がなく、指定された号車番号の席に座り、車掌に申し出るように放送されていました。

昔は381系の9両編成が停車していたホーム。6両なら少し持て余す感じですね。
やくも用の381系が廃止される際は、くろしおでもリバイバル運転なんかしたら良いのになんて思います。

和歌山方の留置線には289系。

写真を撮ったらすぐに引き上げる予定でしたが、欲が出てきて、出発まで見届けたいと言うことで、12:32の出発を見送りました。
発車メロディーではなく、発車ベルが鳴り響き、長距離列車出発の雰囲気を味わうことが出来ました

くろしお11号を見送ったら、まもなくくろしお13号が入線して来るとの放送が・・・

位置情報を見ると、もうまもなく・・・
これは見るしかないと・・・これから先、1番乗り場に特急が入ること無いかと思うと、引き上げる気になりません


くろしお天王寺行きの表示。
これもなかなか見ることが出来ない表示であります。

再度和歌山側にやってきました。同業者?さんに混じり一般の方もいたりと混雑しております。
イルカをイメージした先頭車両に、太平洋の海の色を表すオーシャンブルーに身を包み、特急“スーパーくろしおオーシャンアロー”と言う名称でデビュー。
当時のキャッチコピーは“海と太陽が大好きな列車”と南紀を走る列車に相応しいキャッチとJR西日本の意気込みを感じた車両でした。
勿論今でもその格好良さは健在なだけに、安全性重視とは言え、画一的な車両ばかりになってしまったことが悲しいばかりであります

その1番乗り場に優等列車であるくろしおの発
着が復活するとは夢にも思いませんでした

いや~懐かしい思いがこみあげるとともに、良い1日でありました。