泉佐野は昭和60年11月1日の特急サザンが運行開始となる以前は特急停車駅ではありませんでした。
※私の生まれる前は停車していたときもあったようですが・・・
ちなみに11月1日以前は座席指定特急としては1001系6連の四国号や7100系6連の全車両自由席特急(全車両自由席特急でも方向幕に四国号となっていたときがあり、今のサザンの扱いとは違って、四国連絡の和歌山港行特急は全て四国号と呼んでいたのかも知れません)が運転され、停車駅はなんば発として、新今宮、堺、岸和田、和歌山市、和歌山港と、本当に特急と言うのに相応しい感じでありました。
岸和田の次は和歌山市まで停まらない!味わってみたかったものでありますが、泉佐野利用者としては遂に利用することなく終わりました。
ちなみに行楽シーズンとなれば、全車両座席指定の臨時特急四国号や、みさき公園に臨時停車する、臨時特急“みさき号”何て言うのも1001系を使って走っていたのを覚えたいます
で、冒頭長くなりましたが、特急サザンが運行開始になり、座席指定車両は新型で今では当たり前の装備であるリクライニングシートを備えたデラックスなもの。座席指定料金も運転開始当時400円とあり、連日満席の盛況であったのを覚えています。
そして、何より泉佐野が停車駅に加わり、利用する機会が出来ることとなりました。
その座席指定券ですが、販売箇所によって様々な様式がありました。
こちらは南海国際旅行が委託されていた泉佐野駅の定期券窓口で購入したもの。
よく祖母がこの窓口で購入していたことから一番馴染みのある座席指定券であります。

こちらがホーム上にあった座席指定券販売機で購入したもの。少し横長な感じ。
座席指定券販売機も今よりも大きいのですが、作りとしては簡単な感じのものだったように思います。
発車の20分前からで、1列車分のみの発売であることからか、“サザン○号”と言った表示は見当たらないですね

南海線を表す波のマークが入っています

こちらは駅の窓口で購入した座席指定券。
少し大きめの、今のJRなどで購入する特急券等より一回り大きめのものでありました。
私はこの座席指定券が一番好きでした。
最後はこちら。
駅のホームなどで手売りしているもの。
この頃はホーム上の座席指定券販売機で当該列車の座席指定券が販売開始になるころ、駅員さんがホームにやってきて、サザンや座席指定券購入の案内放送や販売機横で説明をしていたり、また座席指定車両に乗り込むときは、駅員が扉の前に立って、予め座席指定券を提示しなければなりませんでした。
ちなみに降車の際、座席指定券は駅員により回収されました・・・この写真は記念に頂いたものであります。
と、話が逸れましたが、ラッシュ時や多客時には座席指定券販売機の横に机を出して、このような券を発売したりしていました。
と家を整理していたら懐かしいものが出てきたので、書き込んでみました。