LE SPRCTRE DE LA ROSE
MICHEL FORKINE
ISABELLE CIARAVOLA-le jeune fille
MATHIAS HEYMANN-le spectre
ばらの精。
この作品は男性メインの作品なので、元気いっぱい、テクニック抜群のエイマンにはぴったり。
ほんと男性が大変そう。飛んで回って、ほとんど休む暇がない。
ばらの精のエイマンの役作りが、いつものエイマンと全然違って新鮮でした。
完全に酔いしれている感じ。
そうじゃないとあの衣裳と踊りはできないよね・・・
たくさん踊るにつれてどんどん変化して行きそうな予感。
この役は踊る人の解釈によって随分雰囲気が変わる作品なので、(実際今まで観たどの「ばらの精」も印象が違う。)また別のダンサーで観たい。
イザベルはお人形みたいでかわいかったー
L'APRES-MIDI D'UN FAUNE
VASLAV NIJINSKI
NICOLAS LE RICHE-le faune
EMILIE COZETTE-le spectre
「牧神の午後」これもとっても難しい作品ですが、ニコラ、素晴らしかった!
今まで観たどの牧神よりも素晴らしかった。
この作品、難しいだけに結構退屈になりがちですが、ニコラは本当に牧神になりきっていて、
表情もポーズのどれも美しかった。
あのメイクはやはり外国人の方がはまるっていうのもあるけど、あの平面的な動きや牛のしぐさとか、
すごく研究したんだろうなー。さすがの貫禄でした。
今回は舞台に近い席だったので足先までよく見えたのですが、
エミリーコゼットもそうだけど、やっぱりルルベが高い!
最近教えてもらっている先生に、毎回「ルルベが低い!もっと立ちなさい!」と厳しく怒られているので、すごく注目して観てしまった。
うん、全然ちがう・・・
LE TRICORNE
LEONIDE MASSINE
JESE MARTINEZ-le meunier
MARIE-AGNES GILLOT-la femme du meunier
FABRICE BOURGEOIS-le corregidor
この作品は初めてみたので、日本語訳がわからない・・・
直訳すると「三角帽」。
meunier(粉屋)の夫婦とcorregidor(代官)の話。
ジョゼ・マルチネスとジロがコミカルに踊る。
ジプシーっぽい衣装と踊り。
広場にいる他のダンサーも皆色とりどりの衣装を着て、楽しげ。
ジョゼもジロもさすがのテクニックと演技力、貫禄。
ジョゼが途中で黒板に踊りながらお絵描きする場面があるのですが、そこがかわいかった。
いままでジョゼってキメキメの踊りしか観たことがなかったので、こんなコミカルな役もはまるんだなーと改めてすごいなぁ、と思った。
PETROUCHKA
MICHEL FORKINE
BENJAMIN PECH-petrouchka
CLAIREMARIE OSTA-la ballerine
YANN BRIDARD-le maure
STEPHANE PHAVORIN-le charlatan
ペトルーシュカ。素晴らしかったです!
すべてにおいて動く絵本を観ているような気分になった。
衣装も色とりどりでかわいいし、ペッシュ、すごくよかった!
彼っていつも不思議な顔だなーと思っていたんですが、人形メイクするとほんとにぴったり。
動きも本当に人形になりきっていて、バレリーナに恋をして胸を焦がしている場面なんて、
本当に悲しくなってしまった。
そして途中で本物の人形に入れ替わる場面で、人形があまりにペッシュにそっくりで思わず笑ってしまった。
クレール・マリ・オスタも本当にお人形みたいでかわいいし、やはりポワントワークが素晴らしい。
あたりまえだけど。
ポワントってこう使うんだよね・・・と本当に痛感した。
すべてにおいて完成度が高く、大満足でした。
衣装も、舞台美術もすばらしい。
そしてやっぱり全体的にこういう作品は外国人の顔立ちと体型の方がよりフィクションな感じがでると思った。
なんか日本人がやると生々しいというか、無理があることが多い・・・
ロビーにはバレエ・リュスの資料が展示してあり、休憩時間に鑑賞できるようになっていました。
衣裳たち。エキゾチックでかわいい。
その他写真や絵、映像など色々な資料が展示されていました。