光と晴のラブレター 54 | 茜さらさのキズナレンサ

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私は佐伯光の視線や美咲が言っていた言葉がどうにも気になって、観覧車に向かう途中も頭の中はそのことで一杯だった。


佐伯光と観覧車に一緒に乗って、そこで本当に告白したほうがいいのだろうか。


いや、そんなことをして普通に断られれば、その後の時間はいったいどうするんだろうか。


それに今の関係を壊すぐらいなら、何も言わないほうがいいのかもしれない。


でも、今のままの関係を続けることでいったい何になるのだろうか。

私はそんなことを考えていると、もう訳がわからなくなるばかりなので、ひとまず考えるのを止めた。


ふとまた視線を感じたのでその方向を見ると、佐伯光と視線が合い、なぜか視線を外された。