光と晴のラブレター 52 | 茜さらさのキズナレンサ

茜さらさのキズナレンサ

恋愛小説&青春小説を書いてます。
アメブロでは恋愛小説を連載していきますのでよろしくお願いします。

「別にいいんじゃん」

「……そっか。別にそれならいいんだけどね。いちおう今日はそのことを聞こうと思ってたからさ」

「いや、付き合いたいとは思ってるんだよ」

「それじゃあ今日は最後に観覧車に乗るから、そのときにコクってみたら」

美咲は他人事だと思っているのか、ニヤニヤとしながら面白がっているようだった。


「余計なお世話だから。それより観覧車に乗るの?」

「どうしても観覧車には乗りたかったんだ。当然奈々は光と一緒に乗るわけだから、そのときがいろいろとチャンスなんじゃないの」

美咲は意味深に肩をポンと叩いた。


「まあ、いちおう考えとく」

私はそう言い、佐伯光たちのところに戻った。