僕のベッドサイドには

大きな砂時計がおいてある

 

それは僕の結婚祝いにある人から

もらったものだ

 

実はその半分くらいの砂時計もあって

それは成人式に同じ人にもらった

 

その人に

女性との愛の営みは

決して焦らず優しくすること

そして砂時計が落ちるまでは

ずっと愛し続けることを教わった

 

ぼくもいつか年を取り

大きな砂時計を気にしなくても

愛する人をじっくり愛し続けることが

できるようになった

 

ほら、アミが嬉しそうな目で

こちらを見ているのも

その人のおかげだと思う