あなたに会うまでは

イクって誤解してました。
 
ちょっと気持ちが良くなって
ピクっとする
それがイクことだって
思っていました。
 
足を広げであなたの舌が
わたしの花を喜ばせ
スイッチが入ります。
 
あなた自身の
ゆっくりとした
子宮へのキスが
 
わたしの頭をどんどん白くして
幸せな脈動を身体に与えます。
 
死ぬほどの幸せの中で
いつまでもわたしは
何時間もイキつづけるのです。
 
身体にはあなたが刻まれて
だから帰り道は
歩くのもやっとです。
 
家にたどり着いたわたしは
ぐっしょり濡れたまま
倒れ込むように
ベッドの中で呟くのです。
 
やめないで
もっといかせてください。
 
だってわたしは
あなたの女なのですから。