こんにちは!
あなたの周りに、
〇過去の経験や仕事上の出来事について大げさに盛った話をしたり、
〇仕事の遅れやミスに対して「自分じゃなくて〇〇が悪かった」と他責な言い訳をしたりする
【言い訳・嘘つき体質】の人っていませんか?
最初に言っておきます、今回のテーマはあまり気分のよい内容ではありません。すみません。
人のつく「嘘」についてのお話ですから。
私は元々正義感が強過ぎる傾向があり、白黒をはっきりさせたい性質(タチ)ですので、人の「ウソ」って生理的に拒否反応を抱いてしまいます。
過去を振り返れば、自分だって状況に応じてウソをついたり隠し事をしたことも多々あったクセに勝手なものです。
ただ、私にとって激動だったこの1~2年くらいで、「グレーさ」「あいまいさ」「人ぞれぞれの価値観」を否定するのではなく、「それはそれでその人の感情や事情があるのだ」と受け入れることができるようになってきました。
これは私にとって実に大きな変化なのですが、今回はその話は置いといて・・・。
前回「人は本当のことなんて語らない①/裏ヨミコミュニケーション・・・」を投稿した以上、
これと一体で人が語る「ウソ」のもう一つの面として心構えをしておかなくてはならないテーマだと思いますので、書き残していきます。
冒頭の【言い訳・嘘つき体質】の人に手を焼いた経験がある方は、よかったら読み進めていただければ幸いです。
嘘にも色々ある?
「ウソは全部、絶対ダメ!」という考えも正論ですが、あくまで私の意見ですが、「人は本当のことをほとんど語らない」という私の仮説が正しいとすると、世の中はウソで溢れているということになりますね。溢れているものを「全部ダメ!」と拒絶するのも無理があり、一定数のウソはやむなしと受け入れ、対応していかねばならないというのが私の持論です。
そんなウソにも程度の差というか、色々あると思うのです。
人とかかわって働いたり生きていく中で、
■ 聞いていると前の話とつじつまが合わない明らかなウソや
■ 自分のミスや怠慢をほかのせいにする他責発言
に出くわすことがあります。
これらは度を超すと「人それぞれの価値観だから」とか「グレーさも必要」という言葉で見過ごせなくなってきます。
ちょっとした強がりや、人を傷つけないためのウソなど、、、実害が少なく、情状酌量の余地のあるウソもあれば、
仕事をする中で、周囲の人や同僚、会社を貶めたりするウソ。
業務の遅延やサービスの低下を引き起こし、ひいてはお客さま(私の場合、生徒や保護者たち)にまで迷惑をかけてしまう実害を伴いかねないウソもあります。
「人は本当のことなんて語らない」の第二段として、ここでは後者(実害につながるウソ)についてフォーカスして考えていきます。
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身近にいる「厄介な同僚」の正体
「あの人はいつも言い訳ばかり」
「話が長いのに要点が見えない」
「責任を取るべき立場であるのに、自分で責任を取ろうとせず、人や外部要因のせいにする」――。
こうした人物に心当たりはないでしょうか。
実は、言い訳を頻繁にする人と嘘をつく人の間には、心理学的に深い関連性があるそうです。
そして、このタイプの人材が組織、チームのパフォーマンスに与える悪影響は、結構深刻です。
なぜそういう人たちはウソをついたり言い訳して責任転嫁するのでしょうか。
調べてみました。
◆ 自己奉仕バイアス
自己奉仕バイアス(Self-serving bias)は、成功を自分の内面的または個人的要因に帰属させ(自分の手柄にすること)、失敗を制御不可能な状況的要因に帰属させること(人のせいにすること)です。
成功したときは自分自身の能力によるものであり、失敗したときは自分ではどうしようもない外的な要因によるものだと思いこむ考え方です。
この時、外的要因を強調するために、実際よりも状況を悪く描写・報告したり、細部を誇張したりすることがあります。
(←これが事実と異なる「ウソ・虚言」になる)
つまり「成功は自分のおかげ、失敗は他人のせい」と考える心理現象が強い人は、自覚なく責任逃れをし、その過程でウソをつく傾向があるということです。
◆ 防衛機制
「防衛機制」とは、心理学の創始者フロイト(ジークムント・フロイト)の研究を基に、娘のアンナ・フロイトが発展させ、体系化した、人間による自己防衛の心理メカニズムです。
人は受け入れがたい現実や自分の失敗を受け入れる代わりに、もっともらしい理由を後付けで作り出すというのです。
この過程で、人は客観的事実よりも自分にとって都合の良い「解釈」を選択し、時には事実を微調整したり脚色したりします。この防衛機制が働くことで「失敗を外的要因とする=防衛反応」となって表れるため、言い訳体質が形成されます。
ベトナムでも日本でも、私にとっては「あるある」です。苦笑
とりわけ、構成員の民度(教育レベル、道徳レベル、倫理レベル)が低い組織において顕著でしょう。
ただ、学歴が全てではありませんが、論理的思考能力や謙虚さに長けた構成員が大半の上場企業(=民度が高い)ではこのような振る舞いはぐっと減るのではないでしょうか。
このような状況、振る舞いに対してどのように対処していけばよいかについて、深掘りしていきます。
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● 言い訳・嘘つき体質の人の心理的特徴
さて、意識してか無意識でかは別として、そういった「自己奉仕バイアス」や「防衛機制」を駆使してウソや言い訳を常套手段とする人の心理的特徴は、以下のように分類されるそうです。
①外的統制感:物事の結果は自分以外の要因に左右されると信じている
②自己愛的傾向:自分のイメージを保護することを最優先にする
③低い挫折耐性:失敗や批判に対する耐性が低い
④完璧主義の裏返し:失敗を認めることが自己価値の全否定に感じられる
・・・ナットクです。笑
●典型的な口癖と行動
<そういう人の口癖チェックリスト>
「でも」「だって」「ただ」で始まる発言が多い
「私だけじゃないです」「みんなもやってます」
「時間がなくて」「忙しくて」を多用
「言われてなかった」「聞いてない」
「○○さんが」「システムが」「環境が」(他責的表現)
●行動パターン
資料の提出がない:証拠隠滅本能、曖昧さの利用
話が長い:煙幕効果、疲弊戦術、時間稼ぎ
謝罪しない:責任認定の回避、自己イメージの保護
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●そういう人の評価・・・一見優秀そうに見えてしまう
このタイプの人材は、往々にして表面的には「優秀」に見えることがあるそうです。確かに。(笑)
なぜなら、、、
⇒口が達者で、プレゼンテーション能力が高い
⇒人当たりが良く、コミュニケーション上手に見える
⇒アイデアが豊富で、企画提案力がある
⇒一見もっともらしい説明をする能力に長けている
でも少し一緒に仕事をすると分かります。
基本姿勢は「他責」で、自分にも至らぬ点があったかも・・・という自責の視点や謙虚さが著しく欠落しているのです。
●組織・チームに与える悪影響
どんな悪影響があるでしょうか。
少し考えてみただけでもメチャクチャたくさん挙げられます。
⇒信頼関係の連鎖崩壊
⇒チーム全体の疑心暗鬼
⇒報告システムの機能不全
⇒優秀な人材の離職
⇒責任回避の文化形成
⇒業務効率の著しい低下
⇒その人の仕事だけ特別な確認作業が必要
⇒会議時間の無駄な延長
⇒プロジェクト遅延の常態化
⇒管理コストの増大
⇒クライアントへの影響:「この会社は責任を取らない」という評判の確立
⇒納期遅延の常習化
⇒品質問題の隠蔽
⇒契約解除、業界内での悪評拡散
⇒企業イメージへの影響:ブランド価値の毀損
⇒デジタル時代特有のリスク(SNS炎上等)
●最も危険なケース:新規出店や変革プロジェクトを任せる
言い訳体質の人にとって「変革プロジェクト」は理想的な環境となります。
なぜなら、
・結果の評価が困難
・外部要因が多く責任転嫁しやすい
・前例がないため「誰もやったことない」で逃げられる
・失敗時の言い訳への注目が分散される
典型的な失敗パターン: 1年目:「仕込みの年」→2年目:「まだ成果は出ないが手応えあり」→3年目:「外部環境の変化で方向転換が必要」→4年目:プロジェクト自然消滅
●逃げられない状況:上司が言い訳体質の場合
上司が言い訳体質の場合は、不幸としか言いようがないですが、戦い方、向き合い方はあります。
基本的な心構えとしては、 言い訳体質の上司を変えることは極めて困難と割り切ること。「改善を期待する」のではなく「自己防衛しながら共存する」ことに集中すべきです。
具体的対処法:
1. 物理的・心理的距離の確保
責任転嫁する人は細胞レベルで他人にミスや責任を押しつけてくるので、指摘しても改善は期待できません
可能な限り直接的な業務関係を避ける
他の管理職との関係を強化し、複数の報告ルートを確保
感情的にならず、事実ベースでの冷静な対応を徹底
2. 徹底的な記録管理
すべての指示を文書化(メール、チャット等)
会議の録音(法的に問題ない範囲で)
第三者の証人を確保
「言った・言わない」の状況を作らない
3. 責任回避型コミュニケーション
曖昧な指示は必ず確認を取る
重要な決定は複数人での確認
問題が起きそうな場合は事前にアラート
自分の判断で動かず、常に上司の承認を求める
4. 上位組織との関係構築
上司のさらに上司との良好な関係を維持
他部署のキーパーソンとのネットワーク構築
人事部や労働組合との相談ルート確保
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調べたことをピックアップ、列挙しているうちに、時間がなくなってきましたので
ここで一旦終わります。
本来の私の文章のキャラ、空気とズレてきてしまっていますね。すみません。苦笑
なので、続編としてもう少し生々しいケーススタディとして対処法を述べていこうと思います。
しばしお時間を。
では!