去年・運慶展に行った備忘録です☆

 

今回の展覧会は3章に分けらていました。

どれも見どころばっかりで少ない章でありながらも内容の濃い展覧会でした

第2章の続きです

会場も第一会場から第二会場へ向かいます

やはりここまでくると人も増えてきました

空いている間にと休憩なしで向かいます

 

第三章 運慶風の展開 

運慶には子供が6人おりそれぞれみんな仏師になりました

単独で作ったものが残るのは湛慶・康弁・康勝だけです。

この章では運慶の息子たちと運慶に影響を受けたのではないかいう仏師の作品が展示されていました

 

本物より本物らしく

東大寺俊乗堂・重源上人坐像

※運慶展HPより

上人といえば神聖な存在のはず

正直、おじいちゃんでしか感じない像

運慶が手掛けたのではないかとされている作品です

ちなみにこのじいちゃんは東大寺の再建を手掛けたすごい人です

年に二回しかあうことができない秘仏で

快慶の阿弥陀仏とともに東大寺俊乗堂にいます。

 

和尚が手放さなかった愛玩

高山寺・子犬

 

 

高山寺にいけば、これに会いに行かないと意味がない

本当にかわいらしくて手放さなかったのがよくわかります

 

運慶の息子とは言わせない

雪蹊寺・善妙神立像(湛慶)

腕をなくなってなお

その腕の力強さを感じられる像

興福寺のアイドルは阿修羅だけではない

天燈鬼・龍燈鬼立像

※運慶展HPより

 

この像に会ったのは2005年の興福寺のすべて展

お寺にある像って神聖なものとイメージをがらっと変えたもの

こんなに愛らしくって

面白い像はみたことない!!

一気にファンになり

興福寺の国宝館に度々見に行くようになりました

もちろん、この展覧会では360度ぐるっとまわってみることができました

こんなに愛らしいのに

こんなに筋肉つかなくってもいいんじゃない??

後ろ姿は梅吉のオムツ姿を思い出しちゃった

ここにて梅吉ロスです

この作品は運慶の六男・康弁の作品でございます☆

 

42年ぶりの同窓会

十二神将立像

※絵葉書より

 

もともと京都・浄瑠璃寺に伝わっていたものが明治時代にそれぞれ流失

今は5体が東京国立博物館、7体が静嘉堂文庫美術館の所蔵品となっており

今回みんな一緒に並ぶのは42年ぶりだそうです

小ぶりな像なのですがそれぞれ

インパクトのある姿で

ユーモラス(^^♪

やはり自分の干支が気になっちゃう

酉は正直微妙だな

好みは丑かな?申は孫悟空をイメージされたのかな

 

 

この章では私の大好きな海住山寺の四天王像が展示されていました

本当に小さな像なのですが

心強い男前な像をここで見れるとは

 

もう一度スタート地点から見直そうと思ったらすでに人の山

前には行けませんでした

押し合いへしあいになっていて

小さな老人はきつそうでした

私はもういい・・・見れてない人はどんどん見てくださいと会場を後にしました

朝一は正解でした

 

 

仏像をメインとした展覧会

運慶の作品をこれだけ集められたのは初めで最後かもしれない

貴重な展覧会を見に行けてよかったです

東京まで来た甲斐がありました。

さすが、東博さん展示の仕方がナイス!

阿修羅展を手掛けた人がしたそうで、現代人の見せ方をわかってらっしゃる

奈良も京都も少しでいいので見習ってほしい。。

パターンが一緒だもん。

 

これにて運慶展のレポート終了します!!