去年・運慶展に行った備忘録です☆

 

今回の展覧会は3章に分けらていました。

どれも見どころばっかりで少ない章でありながらも内容の濃い展覧会でした

第2章の続きです

会場も第一会場から第二会場へ向かいます
やはりここまでくると人も増えてきました
空いている間にと休憩なしで向かいます
 

阿弥陀の快慶

地蔵の運慶

六波羅蜜寺・地蔵菩薩坐像

※運慶展HPより

 

地蔵十輪院というお寺を立てるほど地蔵を信仰していた運慶

他の運慶に見ない作品で

一本造りを採用、玉眼を用いていない手法で

着衣に截金文様が施されています

截金文様といえば快慶じゃない?と思っちゃうんですがどうしたことでしょう

衣文の流動感はさすが!

ちょうど願成就院の時の作品で

どのように作品を作っていくかと色々と試行錯誤してたんでしょうか

 

海外流失を免れた

真如苑真澄寺・大日如来坐像

※運慶展HPより

 

近年、運慶の作品ではないかと指摘されたもの

源頼朝の義弟・足利義兼の発願したものだそうです

X線で内部を調査してみると水晶玉と五輪の木札が発見され

内部も金箔が施されているそうです

謎に包まれた40代頃の作品だそうです

 

10年前の海外のオークションに出品されており

約12億8000万円で落札というので

世間で話題になった仏様だそうです

デビュー作と比べると落ち着いた感じに仕上がってますね

 

微笑みの大日如来

光得寺・大日如来坐像

※運慶展HPより

 

同じく大日如来坐像

立派な厨子に納められて仏様

光背や台座がその当時からのもので残っている貴重なもの

さすが厨子に入っていただけに会って

金がきれいに残ってました

台座の獅子がかわいかったな

少し笑っている以下のように見えるのは私だけかな?

上の大日如来坐像と共通が多い仏さまです

 

頼朝観音

瀧山寺・聖観音菩薩立像 

 

※瀧山寺HPより

 

頼朝のいとこである僧・寛伝が菩薩の弔い頼朝観音として等身大の像をつくったそうです

内部には頼朝の歯や髭が入っていると伝承されていたのですが

近年の研究の結果本当に入っているそうです☆

えらいきれいに彩色されているなぁと感心していたら

江戸時代にほどこされたものだそうです

これはいいのかわるいのか・・・

聖観音菩薩以外にも梵天立像と帝釈天立像もいるそうですが

今回は聖観音菩薩さまのみでした

運慶最晩年作品

光明院の大威徳明王坐像

※運慶展HPより

2007年の春、保存修理で胎内の納入品が取り出されれ

その巻物には運慶が作ったものされる証拠がでてきたそうです

とても小さく

あの誇張されたたくましさはあまり感じさせられません

 

さて、この続きは次回!