甲賀・湖南観音紀行の続きです

J[R甲賀駅より徒歩約10分のところに檜尾寺があります

 

 


突如、大きな鳥居が現れます

 

 


檜尾寺は、明治維新の廃仏毀釈まで檜尾神社の別当院として栄え
今でも仲良く檜尾神社と隣接して建っていることから
神仏習合の名残が伺えます

 

 

 


天台宗の寺院で、開祖は最澄
社伝によれば、このあたりに滝池という池があり「瓊々杵命」が
村人を苦しめる大蛇となって
尾を動かす度に火炎を発して
山林田畑に被害を及ぼし困っていました
最澄がこの大蛇を鎮めたことがこの神社・寺院のはじまり

火の防や方位除けのご利益があるとされています

いずれ社号を「火尾(ひのお)」としてました後に「檜尾」へなりました

 

 


本尊は木造千手観音立像(国重文)
像高178.5cm、檜材を用いた彫眼・漆箔の寄木造で鎌倉時代前期の作
収蔵庫に秘仏として納められ
毎年正月3ケ日(1月1日~3日)
厄年祈祷(2月1 日)
観音柴灯護摩(8月18日)の年5回、特別に公開されるそうです
今回も看板の写真のみ

 

びわ湖108霊場第84番札所です

 

近江西国三十三ヶ所観音霊場でもあります
 


ちなみに無人販売所みたいにおかれているのが
なんだかさびしかったです・・・


つづく・・