京都国立博物館の近所に
すごい数の仏様を一遍に見れるお堂
三十三間堂があります
この地には、もともと後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿があり
その広大な法住寺殿の一画に建てられたのが
蓮華王院本堂・三十三間堂です
動乱の世を鎮め、この世の浄土を実現し
万人が平和に暮らせるようにと願いがこめられてつくられました
後白河法皇の勅願
平清盛の資金援助にてできたお寺です
ただいまは妙法院の境外仏堂です
建物は国宝
三十三間堂のネーミングは「三十三間四面」（建物の構図）に由来し、
「33」は観音に縁のある数字で、『法華経』等に
観音菩薩が33種の姿に変じて衆生を救うと説かれることによります
南北に１１８メートルの長さ
端っこまで行くのはかなり時間がかかりました
約80年後に焼失しましたが
すぐ復興に着手され、1266年に再建されました
800年の昔に変わらぬ姿そのままでこの場所に伝承されています。
70人余りの造仏師がつくり上げた芸術性高いものだらけ
きちんと作者の名前が書かれています
どれも人間と同じ大きさ
この中に自分そっくりの仏様に出会えると伝えられています
私は見つけましたよ
メインには千手観音坐像がおり湛慶晩年の作品だとか
千手観音のほかに観音二十八部衆という３０体の仏像（国宝）も見もの
大弁功徳天
俵屋宗達の
『風神雷神図屏風』のモデル
になったともいわれる
風塵雷神さまもおられます 必見
ここで一日を過ごせます
今も昔もこのお堂の世界は圧巻されたことでしょう
江戸時代には各藩の弓術家により本堂西軒下（長さ約121m）で矢を射る「通し矢」の舞台となり
その伝統に因み
成人式では
本堂西側の射程60mの特設射場で矢を射る
「三十三間堂大的全国大会」が行われ
弓道をたしなむ新成人参加者が振袖袴姿で行射しています
毎年3月3日にはこの三十三間堂が無料開放
中尊・観光坐像より延長された善縁の綱にふれて参拝できたり
特設の高壇から千体仏を遥拝できます
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