先日、とある女性向けバーが、入店者を生まれも心も女性限定を発表した事により、トランスジェンダーやその他の人達から多くの批判を受けて、様々な意見が飛び交っています。

 

 

 

私は、この事について、よく考えていると、自分が思っている良いアイディアを出したつもりが、言葉が足りずにこのような批判を生んだのでは無いかと思っています。

 

 

 

中々一般社会で出会いが難しいレズビアンにとっては、興味本位で入ってくるような男性に邪魔されず、女性だけで楽しめると言う良い環境になると思います。

 

 

ただ、説明不足や、こうやって性別を区切ってしまう事によって、他の人が入れないという差別が起きてしまいます。

 

 

 

この時思ったのが日本とアメリカの違いです。

 

 

アメリカは、性別で入店者を決めるのは差別になるので絶対に許されません。

しかし、女性向けイベントで誰もが入れるけど、その代わり「イベント主催側が誰でも追い出せる権利がある」と言う注意書きがあります。

 

 

これはイベントだけに関わらず、レストランやショッピングモールなど公共の場では全てこの様な注意書きがあります。

 

 

ただ、日本も同じ様にすれば良いのだけど、アメリカと比べてかなりLGBTQへの教育が遅れているので、そう簡単にできるわけでは無いと言うのは事実です。

 

 

この時に、じゃあなぜそうしなければならないのか、またどの様な人なら入店できるのか、など詳しく説明しなければ当然批判を読んでしまいますよね。

 

 

今回のバーでは、女性オンリーとありますが、実際にMTFで女性の体にした女性がどうやったらMTFと分かるのか、また女性だけど見た目がボーイッシュだからと言う理由でFTMだからダメと言われてしまうのか、など、確認の仕方が難しいので色々と矛盾してしまうところが多くあります。

 

 

この様な問題が無くなるためには、なぜそう(女性オンリー)にしなければならないのか、また心も体も女性と誰が判断できるのか、と言う説明が必要だと言う事です。

 

 

今の日本のLGBTQ教育のレベルでは、女性オンリーのイベントや居場所があっても良いと思います。ただ、言葉を一つ間違えると非難されてしまい、社会との壁が大きくなってしまうんだな、と実感しています。